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エース達の決闘の日がついにやって来た
起きた頃には皆気合充分という様子に私も少しホッとする
魔法以外は使えないと分かった時は此方が心配になる位の慌てぶりだったけどこれだけ落ち着いてたら何とかなるかもしれない
ハーツラビュル寮に入ると既に決闘の話が寮内に広まっていたのか、多くの寮生がバラの迷路に出てきていた
時々聞こえてくる会話の内容からしてエース達が勝つ結果は誰も期待していないようだ
そんなのやってみないと分からないのに…
何か嫌だな、あぁいうの
ク「これよりハーツラビュル寮の寮長の座をかけた決闘を行います
挑戦者はエース・トラッポラ、そしてデュース・スペード
挑戦を受けるのは現寮長であるリドル・ローズハート
では決闘の掟に従い、挑戦者のハンデである魔法封じの首輪を外して下さい」
学園長の言葉の後にエース達の首輪が外れ二人してほっとした顔をしている
私の首輪もそろそろ解放してほしいな…思ってた以上に重量あって身体に負担掛かりそう……
リド「キミたちがボクに決闘を挑むと聞いて耳を疑ったよ
本気で言ってるのか?」
エ「当たり前じゃん」
デュ「冗談で決闘を挑んだりしません」
リド「フン、まあいいや
それじゃあさっさと始めよう」
凄い余裕綽々としてる…寮長にまでなると肝が据わるものなのかな?
最前列で決闘前の光景を見ていると微かに声が聞こえちらりとポケットに目を向ける
グリムも気付いたのか、周りを気にして動けない私の代わりに小声であの人達に伝えていた
グ「今から決闘が始まるんだゾ
思ってたより人多くて見せらんねぇけどそこからいっぱい応援するんだゾ!」
そう、あの二人を応援してるのは私とグリムだけじゃない
一緒に色々作戦を考えたセカイの皆もエースとデュースを応援している
だから……頑張れ、二人共__
ク「私が投げたこの手鏡が地面に落ちて割れるのが始まりの合図です
では……レディ、ファイッ!」
パリンッという鏡が割れる音が響いた直後、寮長があの魔法を使い再び二人に首輪が着けられた
は、速い…一瞬で終わっちゃった
『一体、どうやって……』
ク「魔法の強さはイマジネーションの強さ
魔法の効果を正確に思い描く力が強い程正確性も強さも増す
ローズハート君はますます魔法に磨きがかかってますね」
レベルが違いすぎる
そう感じてしまう程圧倒的実力差を目にしてしまった
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寧々推し - 更新キターーーーーー! (10月6日 16時) (レス) id: 22c09f21f8 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - キャットさん» 温かいコメントありがとうございます!休みの日や退勤中に更新していくつもりなので気長にお待ち頂ければと思います! (8月18日 23時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
キャット - このはなし面白いです!続きお願いします待ってます (8月18日 22時) (レス) @page32 id: 2aad594837 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます!更新ペース遅くて申し訳ありませんが、気長にお待ち頂けたらと思います! (7月13日 8時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きを楽しみにしてます (7月12日 6時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections
作成日時:2022年1月1日 20時