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『……ちょっと、何なの?』



やっとの思いでケモミミ男を押し退けるとこれまた腹立つ笑みを浮かべていた



「……はっ、本当にちっとも魔力の匂いがしねぇ


無抵抗の相手を痛めつけるのは気が進まないんだけどなァ」


『……さっきから一体何なのアンタ


大体失礼とか思わないわけ?』


グ「ね、寧々……オマエそこまで気強かったのか!?


何だか分からねぇけどコイツに睨まれると背中の毛がゾワゾワするんだゾ!」


「このレオナ様の尻尾を踏んでおいてなんにもナシってそりゃねぇだろ?


気持ちよく寝てた所を起こされて機嫌が悪いんだ


歯の一本も置いてけよ」



ハイハイ、何様俺様レオナ様ってやつ?


レオナだか何だか知らないけどその辺のテンプレ不良よりタチが悪いしやめてよね、ほんと



グ「寧々!早くずらかるんだゾ!」


『言われなくてもこんな人に何も置いてく気ないから』


「へぇ??」



ケモミミ男と睨み合っていたその時、レオナさーん!と彼を呼ぶ声が聞こえた


そしてやって来たのはケモミミ男2号(見た感じはハイエナだった)



「もー、やっぱりココにいた


レオナさん、今日は補習の日ッスよ」


「はぁ……うるせぇのが来た」


「レオナさんただでさえダブってんスから


これ以上留年したら、来年はオレと同級生ッスよ」


レ「あー、うるせぇな


キャンキャン言うんじゃねぇよ、ラギー」


ラギ「オレだって言いたかないッス!


もー、やれば出来るのに何でやんないんスかぁ


ほら、行くッスよ!」


レ「チッ……今度俺の縄張りに入る時には気を付けろよ


草食動物共」



ケモミミ男二人が去っていくのを見届けた後、グリムがへなへなと座り込んだ



グ「__ぷはぁ〜!!緊張したんだゾ!


何なんだあの凄みのある管理人さんは!?」


『だからあんなのが管理人じゃないって……あ


グリム、エースとデュースがトングとカゴ持ってきてくれたみたい』


デュ「二人共どうかしたのか?」


『ちょっと色々あってね…』


グ「怖い管理人さんの話は後で栗拾いしながら話すんだゾ!」


『管理人じゃないってば』



レオナだっけ…さっきの男


何か、何となくだけどライオンキングのスカーに似てたな

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寧々推し - 更新キターーーーーー! (10月6日 16時) (レス) id: 22c09f21f8 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - キャットさん» 温かいコメントありがとうございます!休みの日や退勤中に更新していくつもりなので気長にお待ち頂ければと思います! (8月18日 23時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
キャット - このはなし面白いです!続きお願いします待ってます (8月18日 22時) (レス) @page32 id: 2aad594837 (このIDを非表示/違反報告)
風蘭doll(プロフ) - ユノンさん» ありがとうございます!更新ペース遅くて申し訳ありませんが、気長にお待ち頂けたらと思います! (7月13日 8時) (レス) id: 808d0b023c (このIDを非表示/違反報告)
ユノン - 続きを楽しみにしてます (7月12日 6時) (レス) id: f5fff43cec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:風蘭doll | 作者ホームページ:http://flandoll'scollections  
作成日時:2022年1月1日 20時

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