召喚されたVOCALOID (ページ21)

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レイシフト５ページ21

通信機の向こう側ではロマ二とダヴィンチが呆然としてした

『マスター』

立「っ！なんで！お前が！みんな死んだ！どうして！みんなを返してよ！
　 A！」

『そうですか………無理です』

立「なっ！」

『どんな無茶ぶりですかそれは』

立夏にもわかっていたサーバントが死んだのは目の前の化け物のせいであって
彼のせいではないのだから
しかし立夏は今まで自分は何もしてこなかったくせに
自分は死にたくないと言っていたくせに
周りは死んでもいいというようなAの態度に腹が立っていた

『まあ目の前の化け物は聖杯なのだからあれに願ったらどうです?
　
　

　まああれをもらうのは僕ですけど

　さようならマスター連れてきてくれてありがとう』

Aは走り始めた聖杯に向かって愁いを帯びた目でこうつぶやきながら

『――――――隠そう見られないように
　閉ざそう聞かれないように

　そうこれは

　誰も知らない物語
　【 0 番目の物語】』