召喚されたVOCALOID (ページ16)

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日常　立夏side ページ16

Aは目が覚めてからというものなんだか様子が変だとは思っていた
皆と距離をとっているというか冷たいというか

立「ねえA最近どうしたの?大丈夫?」
と聞けば
『何のことでしょうか僕がどうであろうとあなたには関係のない話では?』
と返される始末

そして極めつけは

『初めての場所に、初対面の相手ならできるだけ媚を売っておくべきだと
　思っただけです
　
　そしてこの手のひら返しは媚びを売ることは必要ないという結論に至ったまでです
　あなた方に媚を売っても全く意味がないようなのでね
　
　実際何人かは、たまに見える変な行動・言動・反応を不思議がっていたでしょう?』

だ

確かに不自然な点はいくつかあったが
まさかこんな形で裏切られるとは思わなかった

それからというもの
俺もサーバントもAから距離を取りカルデア内の殆どの者に嫌われている

俺は距離を取ってからも何度かレイシフトに声をかけたが
毎回こっぴどく断られもう声をかけることもなくなった

立「そういえば賢王様はどうしてAの事を金糸雀って呼ぶんですか?」

キャスギル「我に問いを投げるとは、不敬だぞ」

立「…すみません」

キャスギル「…………そのままの意味だ」

立「?」