─ 人狼ゲーム ─

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岩橋玄樹くん





山内さんや西村さんとは真逆で、

すごく気の弱そうな男の子だ






怜華「確かに
あんたなんで黙ってんの?」



廉「人狼だから、ボロをださないためですかね」





岩橋くんは、口を閉じたまま下を向いていた





顕「おい、どうなんだよ?」





玄「僕は、みんなの意見を聞きながら
ちゃんと考えてる..」




勇「そうかな〜
わざと目立たないようにしてんじゃねぇの?笑」





言葉を発しないからという理由だけで
そんなのあまりにも強引すぎる..



このままじゃ彼が投票の対象になってしまう..






『こういう状況なんだから、
上手く話せないのも当然じゃないかな?』




怜華「なにそれ?笑
人狼が人狼をかばってんの?」




『そうじゃなくて..
急に拉致されてこんな場所につれてこられたわけだし、
まだ頭の中が整理できてないんじゃないかな?
それって誰にでもあることだと思うけど..』




あやめ「彼の言う通りよ
むしろベラベラ喋ってる人の方があやしい」




勇「は? ねぇ君それどういう意味?」





北「わかった！！ 一旦落ち着こう」









岩橋くんをみると、まだ俯き状態のままだった






······



なんとなくだけど、この子は村人側だと思う






もし人狼なら、疑われないために
上手く話し合いにも参加してると思うし..



黙っているのは、かえってあやしくないのかもしれない







北「とりあえず話し合いはここまでにして
投票の時間まで各自でゆっくり考えよう」




朱音「そうね」







俺達は話し合いを終了し、

それぞれ自分の部屋へ向かうことになった





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