─ 人狼ゲーム ─

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─ 3日目 夜 ─








そして、夜になり



投票の場に集まった8人








だけど、誰も口をひらくことはなく


決して和やかとは言えない空気が流れているだけだ









工藤さんをみると



これから自分が吊られるかもしれないと怯えているのか、

少し手を震わせていた







··········









『あのさ、みんな..』









.









"俺に投票してくれ"





そう言おうとした時だった









廉「俺、工藤さんがあやしい気がします..」








あやめ「え..?」




廉「人狼だった内田さんとよく一緒にいたし..

こないだ西村さんと内田さんが揉めてたときも
慰めてるふりをして部屋までつれていって、実は2人で相談してたんじゃないですか? 誰を殺すかとか..」



あやめ「なに言ってんの..
あたしだって知らなかったわよ.. 芽依が人狼だったなんて」





北「だけど、今は占われてない人を投票に選ぶべきだからね

永瀬くんは霊媒師だから、君か安井くんのどっちかしかないんだよ
それで、少しでもあやしい方をってことなんだけど..」








怜華「ねぇ、ちがうでしょ?
ほんとにそれでいいと思ってるわけ?

今日、吊るべきなのは神宮寺勇太よ
彼が2人目の人狼か狂人に違いないんだから」





勇「だからそれはお前の言い分でしかねぇっつの笑」








あやめ「あたし.. ほんとにちがうから！！
あんな殺し方、あたしにはできないから！！」





北「悪いけど、それは理由にならないね..」





あやめ「そんな.. やめて、死にたくない..っ！！」









北「3、2、1..」









.









.









＿＿＿＿ヴイィィィィィィィン









············





あと何回、自分の服を赤く染めればいいんだろうか..








ゲームが終わらないってことは



工藤さんは、村人だったんだ..






.

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