─ 人狼ゲーム ─

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俺達は食堂に集まり、



テーブルのまわりに並べられている椅子にそれぞれ座った









勇「あ、俺昨日占ったよ?」









芽依「占った..?」





勇「言ったじゃん、俺占い師だって」





『あぁ.. それで結果は?』








勇「そっちの彼女、白だったよ」







神宮寺くんは、その女の子を指差して言った









A「私..?」






勇「うん、そうだけど?」






北「なんで鈴木さんを占ったの?」





勇「え、別になんとなく
好みのタイプだから?」






あやめ「は..?」



廉「呆れますね..」





北「もっとこう..さ、この人があやしいからとか
そういう理由はないの?」



勇「だって今のところよくわかんないじゃん
誰があやしいとかそんなの」



北「最初、岩橋くんのこと疑ってたよね?
彼を占おうとは思わなかったの?」





勇「あー岩橋くんね、最初は占おうと思ったよ

でも彼、やっぱ村人っぽい気もしてきたから
それでどうせなら女の子のほうが知りたいな〜って」






玄「···········」




顕「なんだそれ」







神宮寺くんの適当すぎるその言葉に
誰もが呆れ返っていた








北「はぁ..

まぁ、わかった
鈴木さんを占って、結果は白だったんだね」





北斗くんは、神宮寺くんが言ったことを
ノートの白いページにメモしていた







勇「でも、これで投票やりやすくなったじゃん」





廉「え?」






勇「今日殺されてた朱音ちゃん?は、人狼に襲われたわけだから村人側だろ?
で、占い師である俺も白が確定してる
そして、そこにいる彼女も俺が占って白確定

だから、昨日投票で死んだ楓っていう女の子も抜いて
あと8人の中から選べばいいんじゃない?」






顕「お前が本物ならな」




勇「いや、だから本物だって笑
ほかに占い師いねぇじゃん」









もし神宮寺くんの言ってることが本当なら

彼の言う通り、残りの8人の中に人狼が2人いることになるけど








······昨日、投票で吊られた山内さんは、

本当に村人側だったんだろうか?






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