089 ページ9
.
優奈「ねぇ、A?」
カラオケに向かう途中の道端で、急に優奈が立ち止まった。
『なに? 優奈』
私もその場に立ち止まり、反応する。
.
優奈「さっきのは少し言い過ぎじゃないかな..。」
『え..?』
美果「優奈..?」
優奈「なんか、神宮寺くん
すごく必死そうに見えたからさ。
話くらい聞いてあげればよかったね..。」
·········
やっぱり、ひどかったのかな.. 私。
言い過ぎた..?
梨絵「まぁ..
確かにふざけてるようには見えなかったよね。」
美果「うん.. 私もちょっと言い過ぎたかも。
けど.. さ?」
一瞬、私達の間に静かな空気が流れた。
優奈が再び口をひらく。
優奈「私もさ、最初はふざけてるようにしか見えなかったけど
それでも神宮寺くんなりに必死だったんじゃないかな。
なんかそんな気がするんだよね。」
『うーん..』
.
確かに、そうかも知れない..。
優奈の言う通り、話くらいちゃんと聞くべきだったかも。
許すか許さないかは別として..。
.
『でも、もう遅いよね
だって私あんなにひどいこと言ったし..。』
優奈「全然遅くないよ。きっと大丈夫だよ。
ゆっくり考えてみる? いつでも相談乗るからさ。」
優奈..
『······うん、考えてみるね。』
.
私は、さっきよりなんだか気持ちが軽くなったような気がした。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 595人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
の ん ぴ 。(プロフ) - 1.2と読んでてほんとにこの話すきです！！続きまってます！！ あと、名字を設定するのがなくて、お話で(人1)ってなってます 語彙力なくてすいません。 (2017年11月29日 1時) (
レス) id: 2a0ed9631f (このIDを非表示/違反報告)
スパドラ×Y.N - 素晴らしいお話だと思います！応援しています！早く続きが読みたいです。 (2017年10月30日 22時) (レス) id: 834e70f408 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：せりな | 作成日時：2017年10月19日 1時
