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─ 勇太side ─
俺はあの頃、日頃の寂しさを隠すために
わざとムードメーカーを気取り
クラスを盛りあげたりしていた。
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《どうしてお母さんの言うことが聞けないのよあんたは!!》
母さんは、父さんと離婚したあと
日頃のストレスや不安を俺にぶつけていた。
《あんな子生まなきゃよかった。》
《邪魔なだけよ。》
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俺は悲しみに耐えかね、どうしようも出来ずに
佐藤をつらい目に合わせてしまった。
《さっさといなくなれよブス。》
······そうすれば、少しは楽になれる気がしたから。
けれど、それで俺は本当に楽になれたのか。
ちがう..。
本当は
毎日沢山の友達に囲まれてすごく幸せだった。
その幸せを、俺は自分で壊してしまった。
そして、大切なものまで失ってしまった。
あのバラバラになった絵と同じ..
俺は
佐藤の心を、簡単に引き裂いてしまったんだ..。
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の ん ぴ 。(プロフ) - 1.2と読んでてほんとにこの話すきです!!続きまってます!! あと、名字を設定するのがなくて、お話で(人1)ってなってます 語彙力なくてすいません。 (2017年11月29日 1時) (レス) id: 2a0ed9631f (このIDを非表示/違反報告)
スパドラ×Y.N - 素晴らしいお話だと思います!応援しています!早く続きが読みたいです。 (2017年10月30日 22時) (レス) id: 834e70f408 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:せりな | 作成日時:2017年10月19日 1時