涙色スケッチ ３

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─ 勇太side ─









先「ホームルーム始めるぞ〜。

えーっと、佐藤は今日欠席か。」









欠席..?




風邪でもひいたのか?









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＿＿＿＿＿＿








(キーン コーーン カーン コーーン







先「ホームルーム終了！授業遅れんなよ〜」









柊達は、佐藤の欠席の理由知ってんのかな。




だとしたら聞きたいけど、俺嫌われてるしな。


首つっこむなとか言われそうだな。







ただの風邪とかだったらいいけど








なんか嫌な予感するな..。









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女「ねぇ神宮寺くん！
こないだ麗奈と遊園地いったんでしょ！？
私も神宮寺くんとデートしたいな♡」



女「神宮寺くん、私と一緒に映画いこ♡」









廊下を歩きながらいろいろと考えてたら

いつものように女子達に道を塞がれた。









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『ごめん、ちょっとどいて。』









イライラしてるのか、

俺は少し強い口調で女子達にそう言った。









女「あ、ごめん..。」


女「いこっ..。」








女子達は小走りでどこかに行ってしまった。









.









?「相変わらずモテモテだね〜。




"神宮寺くん"。」









声のした方を向くと、そこには

あいつが立っていた。









『お前..』









.









顕「女の子にはもっと優しくしなきゃダメだよ?」









うぜぇ..








俺は無視して


顕嵐の横を通り過ぎようとした。









.









顕「そうそう、」









声につられ、俺はその場に立ち止まってしまった。







今度はなんだよ..









.









顕「俺、Aと別れたから。」









『は..?』









別れたって




まさか、佐藤の欠席となんか関係があんのか..?







でも、なんで俺に言うんだよ?









顕「それだけ〜。

じゃあね〜。」









なんなんだよ、一体..。









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