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53.そんな風にいわないで ページ10

撮影現場に到着し
控室に入った




コーディネートは全てまかせると
椅子万先生に言われていたので


ヒチョルおっぱの綺麗な顔が
映えるように
白いTシャツにグレーのカーディガン、
淡い水色のパンツを着てもらうことにした。




「うん!すごく似合ってる!」


おもわず笑みがこぼれた。









そして撮影も順調に進み、
15分の小休憩をはさむことになった。





ヒチョルおっぱは
メイクさんに化粧直しをしてもらっていたから

控室の裏口にある自動販売機で
何か飲み物でも買おうとしていた時


1人の背の高い女の人がわたしに近づいてきた





パフ・クオ『こんにちは^^』


「こ・・・こんにちは^^」




・・・ん?
この人って
ヒチョルおっぱのウギョルの相手
パフ・クオさんだよね・・?



パフ・クオ『メイクさんか何かですか?』


「いえ、
ヒチョルおっぱのスタイリストをさせてもらってます」



パフ・クオ『ふーんそうなんだー
いいですね、ヒチョルおっぱの近くにいれて』


「・・・そうですか?
意地悪されてばっかりですけどね・・」


パフ・クオ『ねぇ
あなたヒチョルおっぱのこと
どう思ってるの?』


「どうって別に・・・
尊敬してる・・・かな?」



そこまで言うと
彼女は急に笑顔になって


パフ・クオ『ほんと??よかった〜♪
私ね、このウギョルが終わるまでに絶対
あの人を堕としてみせるわ^^
意外とすぐ堕ちそうじゃない?彼♪』








なんだか腹が立った。



「ヒチョルおっぱのこと
そんな風に言わないでください
あなたみたいな人にヒチョルおっぱは堕ちませんから」




自分でも言った言葉に驚いていると



今まで笑顔だったパフ・クオさんの顔は
みるみるうちに真顔になっていって


すごい勢いで私の顔の横の壁に
手をついてきた


パフ・クオ『ふふっ笑 えらそうに。
そんなに必死にかばって、
まさかヒチョルおっぱにでも惚れたの?笑』


「そんなんじゃありません」


パフ・クオ『じゃあなによ!
スタイリストごときがこの私に
えらそうな口きかないで!』



高く上がった手が
わたしめがけて振り下ろされようとした次の瞬間









HC『クオ、いいかげんにしろ』






その声と共に

壁に抑えつけられていた背中が解放された

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作者名:MERCY | 作成日時:2014年9月18日 17時

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