56.もしも -EH side- ページ14
「わぁ!すごく似合ってますよ!
童話に出てくる王子様みたい!」
そんなこと言われて
嬉しくないはずないじゃないか。笑
思わず顔がにやけそうになったのを
必死に我慢していると
Aちゃんの腕が伸びてきた
フワッと香る
柔軟剤の匂い
思わずドキッとした俺は
やっぱりこの子が好きみたい
俺の靴を踏んで倒れそうになったAちゃんを
余裕の表情で引き寄せて
かっこいいところをみせようとおもった
・・・・が
出そうと思った足が踏まれているせいで
そのまま床に倒れこんでしまった
顔を上げればすぐそこに
愛しい人のおどろいた顔
もしもこのまま
倒れたせいにして
唇と唇がぶつかったら・・・?
そんな変な考えが一瞬頭をよぎって
ハッと我にかえった俺は
自分でもわかるくらい真っ赤になっていて
慌てて立ち上がった彼女は
次はカンインヒョンの番だからといって
颯爽と俺のそばからいなくなっていった
嫌われちゃったかな
Aちゃんは俺の事どう思ってるんだろう
ドリームコンサートのMCを務めている最中も
ずっとそんなことをかんがえていて
あとからカンインヒョンに
すごく怒られた
48人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:MERCY | 作成日時:2014年9月18日 17時