夢 へ の 階 段【2】

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寺｢じゃあ今日は最後にパート練と全体合わせて終わりで｣



パート練…か


瑠｢A大丈夫？｣

｢うん、お互い大人だし、その辺は割り切ってると思う｣

秀｢さすが｣

｢じゃまたあとで｣



瑠姫と秀太と別れ、琉璃ちゃんのところへ向かう



｢琉璃ちゃん、練習しよっか｣

琉｢練習？するわけないじゃん｣

｢え……？｣

琉｢練習はするけど、あんたとはしない｣



部屋の中にいてとスタッフさんに言われたから、
外に出る訳にいかず、同じ部屋、同じ場所にいるのに
他の練習生みたいにお互い話すことも無く練習時間が過ぎていく




寺｢じゃあ今日はこの辺で、後は自主練で｣



初日ということもあり、早めに解散したけど
1人で練習してたから色々不安で
瑠姫と秀太といういつもの2人に声をかけて自主練タイム



瑠｢ここってさ、どう歌えばいい？｣

｢それ私に聞く？｣

瑠｢だって秀太いないし｣

｢男子パートはさすがにわかんないよ笑｣




瑠｢ってか大丈夫？｣

｢何が？｣

瑠｢藤村さん｣

｢私がもっと言えたら良かったんだけどね｣

瑠｢Aの性格的に無理だろ｣

｢なにそれ｣

瑠｢周りに迷惑かけないように、自分が我慢すればって性格だし｣

｢何も言えません｣

秀｢お待たせー｣

瑠｢お前トイレ長過ぎだろ｣

秀｢ちょっと文哉と喋っちゃった｣

｢じゃ練習しよっか｣


瑠姫と秀太と歌の練習を始めた




秀｢誰より熱い恋しよう｣



｢ほんと秀太って歌上手いよね｣

秀｢あらーAに褒められると照れる//｣

瑠｢お前それはキモイ｣

秀｢なんだと！笑｣




そんなこんなで今日の夜もふけていく





今回部屋も女子は女子用の部屋がある
ハピメリ、クンチキの子が2人ずつ、DOMINOの子が1人入る



ひ｢Aちゃん！ひなクンチキタ！
あと！部屋！一緒！｣

とすれ違いざま叫ばれた



荷物は部屋に運ばれているらしいから
ノックして部屋に入る


｢失礼しまーす｣


練習してたから夜遅くなっちゃったけど
部屋に入ると電気は付いていた



琉｢……でさ！笑｣

佳｢やばすぎ笑｣

麻｢琉璃天才かよ笑｣




中に入ると、同じチームの琉璃ちゃんとひなと同じチームの
麻希ちゃん、2人と仲良しでDOMINOの佳奈ちゃんがいた




女子の間ではこの3人はちょっと要注意人物
最初のクラス分けで一緒のチームだった子が脱落した時に
それっぽく立ってるだけで慰めるわけでもなく
一緒に悲しむでもなく3人でケタケタ笑っていたから





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