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俯くPDさんに向いた視線をさえぎるように、前に立った


「私が・・・壊しました。


本当にごめんなさい。」




グッと涙をこらえて上を向く


ここで泣いちゃだめだ、泣いたらズルい




「今、君のマネージャーに電話する。


降板も考えた方がいい。」


ガンッと頭を殴られたような衝撃


あんなに強く覚悟をして出演したのに、こんな終わり方だなんて


マネージャーさんにも悪いことをしてしまった




ジョンハンオッパにも、謝らないとなあ・・・




「君に代わって欲しいそうだ。」


渡された携帯電話をそのまま耳に当てる


「もしもし・・・?」




「驚いたでしょう?」


「はい・・・?」




「ドッキリカメラです。」


「・・・っ。」


一気にでてくるため息


確かにこの声は監督さんの声だ




「なんですかこれ〜・・・。」


しゃがみこむと同時にボロボロとでてくる安堵の涙


部屋のドアが開いてユジョンが駆け込んできた


「オンニ〜、泣かないで。」


「ドッキリですよ、カメラも壊れてないです。」




ユジョンはこれに引っかかって泣いて、ドヨンはすでに知っていたのだ


「降板するのかと思ったのよ。


お金なんて持ってないし。」


泣きながら怒る私を見てPDさんもユジョンたちも笑う




「じゃあ、オンニは辞めないのね?」


PDさんに聞くと、うんと頷いてくれて


「よかった・・・。」


「ごめんね、A。」




私を抱きしめるユジョンとドヨンを引き剥がしてキッと睨む


「あなたたち、知ってたのね。」


気まずそうに視線をそらす2人を私は逃さない



「オンニになんてことを・・・。」


ほっぺを軽くつまんでやると、大げさに痛がってみせる2人




「だってスタッフさんが言うなって。」


「私は、オンニがどんな反応するか気になって。」




ドヨンは許すわ


ドヨンは




「ユジョンア〜!」


「キャー!ごめんなさい!」


「私が泣いてるユジョンを見てした心配を返しなさいよ!」


「心配してくれたの?ありがと!」


「ヤー!」




いたずらになると容赦がない妹たち


聞くと、ユジョンも最後までPDさんをかばって号泣したらしい


それに免じて許してあげることにした




そのあと、部屋に連れていかれるセジョンオンニを私も面白がってつつくのだけど

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名無し16688号(プロフ) - 楽しく見させてもらってます。続き楽しみにしてます! (2018年10月10日 15時) (レス) id: 6c80a1f97a (このIDを非表示/違反報告)
ai - とっても面白いので、続きを待ってます。 (2017年9月19日 5時) (レス) id: aaf9e9a0bd (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - とても面白いです。続き待ってます (2017年7月4日 15時) (レス) id: dd90302d2c (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - season1も全部観ました。続き、期待しています。 (2017年5月29日 21時) (レス) id: 8cb2816179 (このIDを非表示/違反報告)
ai - コメントしすぎてすいませんでした。これからも応援しています。 (2017年4月29日 3時) (レス) id: aaf9e9a0bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pinocchio | 作成日時:2017年3月21日 4時

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