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「オンニって意外と食べるのね・・・。」




後ろから話しかけられて遠くに飛んでいた意識が覚醒する


私の目の前には無意識に食べ続けていたお菓子の袋が山積みだ




「ああ・・・無意識だった。」


「緊張?じゃ、なさそうだけど。」


ここはMnetに用意された楽屋


今日はM COUNTDOWNの撮影日




「うん、緊張はあんまりしてない。」


元々そこまで緊張するタイプじゃない


「そんなに食べると、リハーサルで苦しくなっちゃうよ?」




そう言ってさっきから私を気にかけてくれる彼女はチェ・ユジョン


再評価でDクラスからAクラスに上がってきた女の子だ


可愛くてダンスが上手い、それに表現力がある子




Aクラスで練習を始めて仲良くなった


人見知りの私になぜか辛抱強く話しかけてくれて


後から聞いたら最初のテストで私の歌を聞いて泣いたって




なんだか変な気分だ




ユジョンとユジョンの親友であるドヨンと3人でリハーサルに向かう




用意されていた大きな舞台にみんな口があんぐり


私の口を下から押さえてくれたユジョンに感謝しなきゃ




舞台の上にはチャン・グンソク代表が立っている


「こんにちは、練習生たち。


ここは誰が立つ場所かわかるかな?」


代表が立っているのは真ん中のステージ


つまりAクラスが立つ場所だ




Aクラスでステージに上がり、スタッフさんの説明の後に音楽に合わせて軽く踊る


曲の終盤でせり上がりだしたステージに思わず口から悲鳴がもれた




思ったよりグラグラする・・・!


曲を一度踊ったタイミングで先生たちが到着した



「お、センターはどうやって決めたの?」


「センターの子は手を挙げて。」




その言葉に、私は恐る恐る手を挙げた


私が、この曲のセンターを務める


「投票よね?


練習生同士の。」


私が練習生のみんなに認められたということなのか


「さあ、踊ってみて。


本番と同じように踊るのよ。」




またもう一度


せり上がるステージに驚きつつも表情には出さないで




みんなが認めてくれたなら、その期待に応えたい


最後の決めポーズまで踊りきると、先生たちが顔を寄せ合って何かを話してる


その表情は、あまり良いようには思えない




私、何か失敗した・・・?


結論がついたのか、顔を挙げた先生たちの視線はすべて私に向いている


だけどそれは、怒りの視線じゃなくて


言うなら申し訳なさそうな




「A、ユジョンと場所を交代してみてくれる?」

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名無し16688号(プロフ) - 楽しく見させてもらってます。続き楽しみにしてます! (2018年10月10日 15時) (レス) id: 6c80a1f97a (このIDを非表示/違反報告)
ai - とっても面白いので、続きを待ってます。 (2017年9月19日 5時) (レス) id: aaf9e9a0bd (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - とても面白いです。続き待ってます (2017年7月4日 15時) (レス) id: dd90302d2c (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - season1も全部観ました。続き、期待しています。 (2017年5月29日 21時) (レス) id: 8cb2816179 (このIDを非表示/違反報告)
ai - コメントしすぎてすいませんでした。これからも応援しています。 (2017年4月29日 3時) (レス) id: aaf9e9a0bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pinocchio | 作成日時:2017年3月21日 4時

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