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今日は再評価のためのビデオを撮る日




練習室に入り何回か全体で練習をしてから撮影に入る


練習室に1つだけ置かれたカメラを避けて座った




一人一人カメラの前に立つけど、本来の実力を出せない子、最後までしっかりと踊りきる子、結果は様々だ


これを本番とするなら、本番を一番うまくやるのがプロだ


デビューするのなら私たちはプロにならなければいけないんだ




「A、あなたの番よ。」


ナヨンオンニに呼ばれてカメラの前に立つ




「YG entertainment ユン・Aです。


よろしくお願いします。」




スタッフさんがかけてくれた音楽にのって踊る


練習通り、練習以上に




踊りきるとペコリと頭を下げてカメラの電源を切った




「上手ね。」


ほかの子たちが踊っているのを見ていた私の隣から聞こえた声


振り向くと、とっても綺麗な子が私を見ていた


目が合うとにっこり笑ってくれる


「あ、ありがとうございます・・・えっと。」


「私、チュ・ギョルギョン。


プレディスの練習生です。」


大きな目に小さくて可愛らしい鼻


美人だけど韓国人らしくない感じ




「中国人なの、でも韓国が長いから韓国語は完璧よ。


私たち同い年だよ、仲良くなれる気がするの!」


見た目と違う茶目っ気たっぷりで明るい彼女が、たくさん話しかけてくれる




「ユン・Aよ。


人見知りで上手く話せなくてごめんなさい。」


出してくれた手を握り返すと、暖かい彼女らしい手だった


「よろしくね、A。」


「ギョルギョンア、こちらこそ。」




ビデオの撮影が終わり、今度は1話の本番死守をするためにモニターのある部屋へ移動する


同い年ということもあって仲良くなったギョルギョンと一緒に座って


モニターに流れ出した放送を見守る




私がテレビに出てるなんて、なんだか変な感じ


オッパも見てるのかしら




自分が歌っている映像が流れ、ポーッと惚けた顔のギョルギョンが映った


「あれ、私あなたに見惚れてたのよ。」


隣で私の肩を小突いたギョルギョンに


「ヤァ、何言ってるのよ。」


と笑うと、本当なのにとなぜか拗ねられてしまった




番組の終盤、いきなりモニターに101位から順位が表示され始める


キャー!と練習生たちから悲鳴が上がり、みんないつ自分の名前が表示されるかとビクビクしてる




私もそれを目で追っていると、私の名前が出たのは最後だった






1位 ユン・A



夢を、見てるのかと思った

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名無し16688号(プロフ) - 楽しく見させてもらってます。続き楽しみにしてます! (2018年10月10日 15時) (レス) id: 6c80a1f97a (このIDを非表示/違反報告)
ai - とっても面白いので、続きを待ってます。 (2017年9月19日 5時) (レス) id: aaf9e9a0bd (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - とても面白いです。続き待ってます (2017年7月4日 15時) (レス) id: dd90302d2c (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - season1も全部観ました。続き、期待しています。 (2017年5月29日 21時) (レス) id: 8cb2816179 (このIDを非表示/違反報告)
ai - コメントしすぎてすいませんでした。これからも応援しています。 (2017年4月29日 3時) (レス) id: aaf9e9a0bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Pinocchio | 作成日時:2017年3月21日 4時

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