第三十八話 ページ41
点差を縮めていけたはいけたが、相手も少し本気になったらしく全然ボールがとれない
捉えてはいるけど、取れない
力が強い
なんとか取ってもブロックに阻まれる
それかレシーブされ打たれる
なかなかボールに触れられない
そのまま空虚な時間が過ぎて行き只今24対14、バレー部マッチポイント
サーブ権バレー部
鋭いサーブが自分方向に目がけて飛んでくる
とれるのか?
いや…
貴方「ッ!!(取ってみせるっ!!)」
その瞬間上へと上がるボール
笠松「ぁ…っ!!次々ーー!!」
そのまま繋げ最後に託すのはエース、黄瀬
黄瀬「っ…しゃぁぁぁぁあああ!!」
全力で打つボールも空しくレシーブされる
自分の真横を通りぬけるボール
それを淡々と見る事しかできなかった
終わったな
それしか感想を持てない
実に充実した時間だった
黙々と昼食の弁当を食べ続ける
隣にくる黄瀬に気付いたが、無視←
それに対してうんしょと声を出しながら座る黄瀬
何か言いたげだったが、自分の雰囲気がいつもと違うのを察したからのか少し黙る
やっと何を思ったのか少し躊躇いながら話しかけてきた
もはや独り言だったが
黄瀬「…おつかれッス」
貴方「あぁ、おつかれ」
黄瀬「楽しかったッスよー俺は
俺、向井先輩とやれて本当に良かったッス!!」
お願いだからその笑顔をこっちに向けないでくれ
貴方「…それより他の競技は?」
黄瀬「それならだいじょーぶッス、ちゃんと準決まで行ったッスよー!!」
そんな言葉も聞いていない＿＿聞ける状態ではなかったが
そろそろヤバイなと思いまだ半分残っている弁当を閉じて立つ
黄瀬は不思議そうな顔をしているが、目を合わせず淡々と話す
貴方「黄瀬、ちょっと行ってくるから
これからはもう遊びだ、楽しんで行くぞ」
黄瀬「?…はいッス!!」
自分でも分からない黄瀬に背を向けバスケ部のスペースを出る
笠松さんに一声 席を外します とかけて
そんな自分の背中を見て、二・三年生が何を思ったのかは分からない
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朔月(プロフ) - フォローさせて頂きました！ (2020年11月5日 13時) (
レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
黒岩。(プロフ) - 愛-chika-さん» フォロバさせて頂きました。有難うございます!続編でも向井君の事お願い致します。 (2015年4月29日 21時) (レス) id: 4caaff4707 (このIDを非表示/違反報告)
愛-chika-(プロフ) - こんにちは！Twitterフォローさせて頂きました！ちか。って名前です。そして続編おめでとうございます！ (2015年4月29日 21時) (レス) id: 884fb4a288 (このIDを非表示/違反報告)
黒岩。(プロフ) - スライムさん» 御指摘ありがとうございます。すみません、現在自分の通っている学校がその時期だったので…私立も色々ありますしね。表現を変えさせていただきたいとおもいます。 (2015年3月30日 17時) (レス) id: 4caaff4707 (このIDを非表示/違反報告)
スライム - はじめまして毎回楽しく拝見させていただいております。ですが一話の初春とは三月始め頃を指すので進級頃を指すにはあまり向いていないのではと疑問を抱きました意図的でしたら申し訳ございません (2015年3月30日 17時) (レス) id: 28b17a0f24 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒岩。 x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2014年12月4日 23時
