隣 .102 ページ7
その日の放課後、
約束通り紫耀が迎えに来てくれて。
廉「 ほんまにええの? 」
『 うん、まだ確信はないし、
フラれるまでは、そばにいたいなって 』
廉「 分かった…
でも、なんかあったらすぐ俺に言うんやで? 」
『 …永瀬らしくない 』
廉「 うっさいわ、
こういうときは、素直にありがとうやろ 」
『 ありがとーー 』
廉「 ほんま生意気な女やな 」
今はまだ、知らないフリをして
紫耀の隣に居ることを選んだ。
もしかしたら、萌奈とのことは
私の勘違いかもしれないし、
かと言って直接聞く勇気もない私は
逃げてしまったんだ。
『 待たせてごめんね! 』
紫「 全然!行こっか! 」
いつも通り、優しくて狡い君に
私はどんどんハマっていく。
『 紫耀、この後ちょっと時間ある? 』
紫「 ふぇ?あるけど、どした? 」
『 もうちょっと、一緒に居たいな、って 』
もじもじしながらも想いを伝えると、
紫耀はフニャッと笑った。
紫「 Aからそんなこと言ってくれるの
めちゃくちゃ嬉しい、離したくなくなるんだけど 」
紫耀は笑顔のまま、
私の腰に腕を回してキュッと抱き寄せた。
紫「 久しぶりに、デートしよっか 」
3年生になってから、
あまり2人の時間を過ごせなかったから
嬉しくて、大きく首を縦に振った。
今、目の前にいる紫耀のことを
私を好きだ、と言ってくれる紫耀を
心の底から信じたかった。
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タイリ - やっぱり、自分に自信を持つって大事なんだなぁ〜と、思いました。 好きな人が離れていくようで怖いけど自信を持って自分のところに戻って来るまで待っていてほしいと思いました (2018年10月16日 20時) (レス) id: f232c3d28b (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - タイリさん» 素敵な感想ありがとうございます( ; ; )切ない中のキュンキュンを大切にしてるのでそういう風に感じていただけて嬉しいです!! (2018年9月9日 14時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
タイリ - 初めまして、タイリです。この作品は 貴方には私しかいなくて、私にもあなたしかいない。 少し複雑だけど、お互いを思う気持ちがどこか切なくて甘酸っぱいところが、とても面白くていいと思います。 (2018年9月9日 10時) (レス) id: f232c3d28b (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - クロミさん» 全然適当でいいと思います!(最低なアドバイス)ありがとうございます!頑張ります! (2018年8月16日 1時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
クロミ(プロフ) - はい!そうです!やっぱりテキトーでいいですよね!ありがとうございます(ノ≧▽≦)ノこれからも頑張ってくださいね! (2018年8月15日 16時) (レス) id: 968315edd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年8月2日 13時