隣 .136 ページ43
岸side
優「 百瀬〜 」
『 …… 』
優「 もも〜 」
『 …… 』
優「 Aちゃ〜ん 」
『 …… 』
優「 おいA！ 」
何度目かの呼びかけで
ようやく俺を見た百瀬。
さっきからずっとこんな調子だ。
まあ理由は分かりきってるけど、
まさかこんなに落ち込んでるとは思わなかった。
優「 そんなに心配なら連絡すれば？ 」
『 …した 』
もしかして、
これは地雷を踏んでしまったか、、(？)
優「 あ、そ、そうだよな！
紫耀の怪我、そんなにやばいのか？ 」
『 分かんない 』
優「 そっか、 」
こういう時、なんて言葉を掛ければいいんだっけ。
何もしてやれないのが歯痒くて、悔しい。
優「 あの、心配だと思うけど、
百瀬は遠くからでも
紫耀のこと応援してやるしかないと思うよ。
ほら、あいつ百瀬の声聞くだけで
頑張れるやつじゃん？
だから、笑って待っててやろうよ、
紫耀の心の拠り所に、なれるよ百瀬なら。 」
苦し紛れの、気休めしか言えない俺だけど、
それでも百瀬には笑っててほしいから。
『 ぎじ(岸)〜〜 』
涙でグチャグチャの顔で俺に泣きついてくる百瀬を
しっかりと抱きしめてやった。
俺の前では、全部吐き出せばいい。
喜びも、悲しみも、不安も、怒りも、寂しさも、
君の感情全部、受け止めるから。
紫耀にも言えないことを聞けるのは、
俺だけの特権だから、
百瀬の一番の“親友”の俺だけだから。
:
:
「 ふ〜ん、あの2人、そういうことか、 」
この関係が終わりを告げるのも知らないまま、
俺たちは少しずつ大人になっていく。
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タイリ - やっぱり、自分に自信を持つって大事なんだなぁ〜と、思いました。 好きな人が離れていくようで怖いけど自信を持って自分のところに戻って来るまで待っていてほしいと思いました (2018年10月16日 20時) (
レス) id: f232c3d28b (このIDを非表示/違反報告)
mii（みぃ）(プロフ) - タイリさん» 素敵な感想ありがとうございます（ ; ; ）切ない中のキュンキュンを大切にしてるのでそういう風に感じていただけて嬉しいです！！ (2018年9月9日 14時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
タイリ - 初めまして、タイリです。この作品は 貴方には私しかいなくて、私にもあなたしかいない。 少し複雑だけど、お互いを思う気持ちがどこか切なくて甘酸っぱいところが、とても面白くていいと思います。 (2018年9月9日 10時) (レス) id: f232c3d28b (このIDを非表示/違反報告)
mii（みぃ）(プロフ) - クロミさん» 全然適当でいいと思います！（最低なアドバイス）ありがとうございます！頑張ります！ (2018年8月16日 1時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
クロミ(プロフ) - はい！そうです！やっぱりテキトーでいいですよね！ありがとうございます(ﾉ≧▽≦)ﾉこれからも頑張ってくださいね！ (2018年8月15日 16時) (レス) id: 968315edd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mii（みぃ） | 作成日時：2018年8月2日 13時
