隣 .13 ページ13
でも、そんな期待も束の間。
遅れて体育館に戻ると、
他の女子にも同じ笑顔で接する
平野くんを見てしまった。
分かってた、分かってたつもりなのに、
心はやっぱり傷つく。
優「 百瀬おかえり!
ありがとな、紫耀のこと 」
『 ああ、ううん!
元気そうでよかった! 』
相変わらず平野くんから目が離せない私に
岸も平野くんの方を見た。
優「 百瀬のおかげだよ 」
さっきから柄にもなく頼もしい岸は
私の頭をポンっと撫でた。
頭を触られると、
なぜか、異様に意識してしまって。
爽やかにコートに走って行く岸が
いつもよりかっこよく見えた、気がした。
それから、練習試合が始まって、
私はマネージャー達が集まるベンチに移動した。
亜「 Aちゃん、ありがとね 」
亜美先輩は私のことを気遣ってくれてか
平野くんの名前は出さなかったけど、
平野くんのファンには既にバレているだろう。
案の定、みんなからの視線が、痛い。
マネ1「 Aちゃん何してたの? 」
『 ちょっと、選手のケアを…… 』
マネ3「 選手って平野くん? 」
亜「 あんたら、喋ってる暇あったら
ドリンクの補充してきて 」
もう少しで殴ってきそうな勢いの彼女達に、
間一髪、亜美先輩が助けてくれた。
亜「 あいつらほんっとタチ悪いよね 」
『 あ、ありがとうございます 』
亜「 気にしなくていいよ、
また何か言われたら言いなね!
勇太にでもいいし!
困ったことあったら絶対助けるから! 」
頼もしい亜美先輩に
私は泣きそうになってしまった。
亜美先輩だけが、
何でも話せる、唯一の女友達
みたいな感じだった。
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めいな(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしてます♪ (2018年6月17日 8時) (レス) id: 9c5016bc6d (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - めいなさん» 頑張ります!!いわかいちゃんできるだけ出しますね(笑) (2018年6月16日 21時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
めいな(プロフ) - これからも更新頑張ってください!by.いわかい担 (2018年6月16日 18時) (レス) id: 9c5016bc6d (このIDを非表示/違反報告)
由良 - 評価9・8なので、更新お願いします! (2018年6月11日 15時) (レス) id: 3c3c648279 (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - れのんさん» ありがとうございます!最後まで頑張ります! (2018年6月11日 12時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年5月23日 14時