検索窓
今日:21 hit、昨日:9 hit、合計:491,311 hit

隣 .13 ページ13

でも、そんな期待も束の間。

遅れて体育館に戻ると、

他の女子にも同じ笑顔で接する
平野くんを見てしまった。


分かってた、分かってたつもりなのに、
心はやっぱり傷つく。



優「 百瀬おかえり!
ありがとな、紫耀のこと 」


『 ああ、ううん!
元気そうでよかった! 』



相変わらず平野くんから目が離せない私に
岸も平野くんの方を見た。




優「 百瀬のおかげだよ 」


さっきから柄にもなく頼もしい岸は
私の頭をポンっと撫でた。

頭を触られると、
なぜか、異様に意識してしまって。


爽やかにコートに走って行く岸が
いつもよりかっこよく見えた、気がした。




それから、練習試合が始まって、
私はマネージャー達が集まるベンチに移動した。


亜「 Aちゃん、ありがとね 」


亜美先輩は私のことを気遣ってくれてか
平野くんの名前は出さなかったけど、

平野くんのファンには既にバレているだろう。


案の定、みんなからの視線が、痛い。



マネ1「 Aちゃん何してたの? 」


『 ちょっと、選手のケアを…… 』


マネ3「 選手って平野くん? 」


亜「 あんたら、喋ってる暇あったら
ドリンクの補充してきて 」



もう少しで殴ってきそうな勢いの彼女達に、
間一髪、亜美先輩が助けてくれた。




亜「 あいつらほんっとタチ悪いよね 」


『 あ、ありがとうございます 』


亜「 気にしなくていいよ、

また何か言われたら言いなね!
勇太にでもいいし!

困ったことあったら絶対助けるから! 」



頼もしい亜美先輩に
私は泣きそうになってしまった。

亜美先輩だけが、
何でも話せる、唯一の女友達
みたいな感じだった。

隣 .14→←隣 .12



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (402 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1192人がお気に入り
設定タグ:平野紫耀 , 岸優太 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

めいな(プロフ) - ありがとうございます!楽しみにしてます♪ (2018年6月17日 8時) (レス) id: 9c5016bc6d (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - めいなさん» 頑張ります!!いわかいちゃんできるだけ出しますね(笑) (2018年6月16日 21時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)
めいな(プロフ) - これからも更新頑張ってください!by.いわかい担 (2018年6月16日 18時) (レス) id: 9c5016bc6d (このIDを非表示/違反報告)
由良 - 評価9・8なので、更新お願いします! (2018年6月11日 15時) (レス) id: 3c3c648279 (このIDを非表示/違反報告)
mii(みぃ)(プロフ) - れのんさん» ありがとうございます!最後まで頑張ります! (2018年6月11日 12時) (レス) id: 98fec86812 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:mii(みぃ) | 作成日時:2018年5月23日 14時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。