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日常 ページ6
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あれから1週間が経つと
HRばかりだった時間割は通常の時間割になり、
高校生らしく授業を受ける毎日だし、
7組の前にはそれほど人は集まらなくなった。
あれから私は彼を一度も見かけていない。
「せめて体育の授業だけでも一緒に受けたかった‥」
相変わらず岸優太熱の冷めない奈子は、
体育の授業のクラス分けに納得がいっていないらしい。
うちの学校は全学年1〜3組が特進科、
4〜7組が普通科となっていて、
体育の授業は1〜3組、4と5組、6と7組が合同で受けている。
『でも男女別じゃんどっちにしろ』
「そうだけど！そうだけどさ！」
ボールが足元に転がって来て拾ってあげたら岸くんでした！とかあるじゃん！
と口に卵焼きを詰め込みながら奈子。
『その逆パターンもあるね』
「Aはそっち派？そっちもいいよね」
『そういえば学食とか購買行くのかな、彼』
「いや行かないんじゃない？
行ってたら学食パンクしそう」
『確かに』
「そう考えるとほんと大変だよね芸能人って」
『大変だね。学食は行きたいね。』
私は小さい頃から大好きなミートボールを口に放り込んだ。
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作者名：あさひ | 作成日時：2021年1月7日 1時
