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3限、現文。
少し遅刻してやって来た現文の教師が
ごめんごめんと言いながら早足で教室に入ってくると
挨拶をしてすぐに授業へ移った。
なんだか右側から視線を感じる。
彼の方を見るとそれはそれはいい笑顔で私のことを見ている。
？？？
首を傾げるも彼はより一層ナイスなスマイルで私を見つめるので、
何が何だか分からずとりあえず一礼した。
教壇から指示された通りに教科書のページを開き、
ノートを前回の続きのページまで数枚捲る。
すると一枚のメモが折り畳まれて挟まれていた。
不思議に思い開いてみると
"ありがとねー！ 岸"
というお世辞にも綺麗とは言えない字の下に
謎のキャラクター‥‥‥‥。なんじゃこりゃ‥‥‥。
もう一度彼の方を向くと
先程と変わらないとんでもスマイルに頭がクラクラした。
授業中このウサギと獰猛な犬が混ざったような
独特なキャラクターは一体何者なのか頭をフル回転させたけど、
答えは出なかった。
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作者名：あさひ | 作成日時：2021年1月7日 1時
