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本屋から駅まで長々と語られたしげの話をまとめると、こう。
入部希望届けを出し終えて駅に行くと
流星とひかるちゃんがいた。
謝ろうと思ったけど彼女は頑として許さない姿勢。それにイラついて言い争いになって、あげくの果てにうっかり流星のことが気になっていると口を滑らしてしまいどうしようもなくなって逃げてきた、と。
「…まあ、しげが悪いな」
「やっぱそうやんなー。いや分かってんねんで？はぁ、どないしよ…」
出会って日はたっていないけれど
この男がこんなに落ち込むのはきっと珍しいはず。
「せやけど」
「ん？」
「流星ってそういうことそないに気にしないんちゃうかな」
「え、」
「あんま人の話聞いとらんの」
「…あぁ」
「それに、ひかるちゃんに気になってるなんて言われて嫌な男おらんやろ」
「まあ」
「せやからそないに落ち込まんでも平気ちゃう？」
「…そやな。やっちまったこと考えてもしゃーないし、また明日謝るわ。」
「ん。」
電車に乗り込むとしげはいつもの調子で
飼っているインコのそらちゃんの話をし始める。
せやけど、さっきの言葉はしげには励ましの言葉にしか聞こえんかったみたいで
「ありがとな、励ましてくれて」
そう言ってしげは電車を降りた。
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らび(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます。とっても励みになりました！頑張ります！ (2018年6月3日 20時) (
レス) id: 69089f919b (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - お話楽しみにしてます！更新嬉しいです。頑張ってください！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: 211b81a809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らび | 作成日時：2018年5月3日 0時
