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「あ！私、4組のひかるっていいます。」
ひかるちゃんはなぜかばつが悪そうに私に挨拶する。
「突然ごめんな。こいつ俺と中学一緒やねん」
「そうなんや、Aです。よろしく。」
「で、王子って言うのんは…」
「ちょ、しげ！声でかい！やめ！」
突然動揺するひかるちゃん。
あまりの可愛さにまだ見とれていると
ひかるちゃんは何故だか顔を真っ赤にしている。
「あの、差し支えなければ王子っていうのは…？」
「あ、あのね！王子っていうのは、その…藤井くんのことなんやけど…」
さすが流星。分かりきっていたことやけど、少しだけ胸がぎゅっとなる。
「でもね、Aさんっていう彼女おるのに奪おうなんて思っとらんくて、でも！ほんまかっこええからせめて部活くらい一緒がええなって…」
…ん？
…ん？盛大な誤解が含まれている気が…
「その件なんすけどぉ…」
おずおずと手をあげるしげを見て私は全ての事態を把握した。
「しげ、嘘ついたやろ」
「ちゃう！騙してへん！ただひかるの反応が面白くて」
「やっぱり！騙しとるやんか！ひかるちゃん、私流星と付き合っとらんよ」
「…へ、」
「ちゃんとしげにも説明したんよ、ただの幼馴染やって」
「嘘…」
ひかるちゃんは綺麗な顔にしわをよせて
しげを睨み付ける。
そして、派手な音を鳴らしてしげの頭をはたくと
「サッカー部なんて入んな、ばーか！」
とこれまた大声で教室を飛び出した。
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らび(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます。とっても励みになりました！頑張ります！ (2018年6月3日 20時) (
レス) id: 69089f919b (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - お話楽しみにしてます！更新嬉しいです。頑張ってください！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: 211b81a809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らび | 作成日時：2018年5月3日 0時
