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教室に戻るとドアのところに背の高い人影。
「あ、きた」
私を見かけるなりそういったのは小瀧くんやった。
「私に用事？」
「おん。模造紙余ってない？」
「模造紙かー切れ端みたいなのんしか残ってない」
「そか」
「ごめん。」
「まあ、なんとかする。」
とか言いつつなかなか立ち去らない彼。
それを横目に教室に入ろうとしたら
「ちょいちょいちょい、」
小瀧くんにとめられた。
「どやったん」
「え…」
「報告は？」
「……あ」
「はぁ、その顔やと進展なしか」
「や…まぁ、」
そうなんや、と
何故か小瀧くんが寂しそうに微笑んだ。
「ちゃんと、話はできた」
「普通に戻れたん」
「完全に前みたいには行かへんけど…」
「そか。まぁ、俺が口出すことちゃうし。後悔せんようにな」
「ん。ありがと」
その背中を見送ってから、
小瀧くんのクラス企画に模造紙なんて必要ないことに気がついた。
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らび(プロフ) - ひかるさん» コメントありがとうございます。とっても励みになりました！頑張ります！ (2018年6月3日 20時) (
レス) id: 69089f919b (このIDを非表示/違反報告)
ひかる(プロフ) - お話楽しみにしてます！更新嬉しいです。頑張ってください！ (2018年6月3日 17時) (レス) id: 211b81a809 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らび | 作成日時：2018年5月3日 0時
