五回目 ページ6
「よし！全員集まったな。」
部屋をぐるりと見回したあとグルッペンはそう言った。そして幹部様の方を見ると
「こいつに自己紹介しろ！」
と上機嫌で言った
「…グルッペン急すぎて他の奴ら固まってないか？」
いきなり俺に自己紹介しろと言われて固まってないのはトントン様、ゾム様、それと言い出した本人位だ。
「…あー俺から行くか。トントンですぅ。Aさんよろしゅうな」
固まってない奴らのなかで一番常識人そうな彼が最初に口を開いた。
「あ、俺はゾムやで、よろしく」
続いてゾム様。その二人が名乗り出て警戒心が薄まったのか他の幹部様も次々に口を開く。
「…シャオロン」
「どうも鬱ですぅ。鬱センセ−とか大センセーとかって呼ばれとるよ。よろしくね」
「ショッピです。」
「オスマンめぅ!んーとAちゃん?よろしくね」
「コネシマ!!です!!」
「ロボロやで。どうぞよろしく…？」
「チーノですっ!Aさんよろしくお願いします!」
「ぇと、エーミールです。…」
何人か不服そうなのはいたものの全員名前を教えてくれた。一応この前書類で確認したのと同じように名乗られたので一旦は信用されているということでいいのだろうか。名前と顔が一致するのに時間のかかりそうな人数だなと思っていたが話しているところを見るとかなり個性が強い。
「あ、俺はグルッペンだゾ!!」
「知っとるわ!!」
そこまで言って自分がまだ紹介をしていないことに気がついた。
「あー俺は
…A。お前ら幹部の護衛…
らしい。」
そう言うと全員少し固まった。あれ、俺変なこと言ってないよな?そう思って幹部様の方を見る。するとコネシマ様がこう訪ねた。
「おいグルッペン。護衛に来るのは女だって言っとらんかったか？」
…?
少し時間をおき、ようやく理解できた。
「ｯ俺は!!女だ!!!」
「ﾌｯ…ﾌﾊﾊﾊ!!」
邪悪な笑いを披露するグルッペン、そろそろキレそうな俺、目を見開いている幹部様方。この国が大丈夫か?大丈夫なわけないだろ!?
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星川みのる(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!性癖が一緒ですね()美味しいと言って頂け光栄です…。これからも更新頑張ります! (3月21日 10時) (
レス) id: 15a824d39f (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 男の子みたいな女の子大好きです…！！わくわくしながらこの物語を拝見させて頂きました！！護衛っていうポジション神すぎるし、一人称「俺」の女子にもモテる格好いい系女の子はまじで美味しすぎて…！！（（更新楽しみに待たせていただきます！！ (3月20日 22時) (レス) @page6 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星川みのる | 作成日時：2024年2月24日 12時
