一回目 ページ1
我々国__その国はどんどん領地を広げ、民を従え、気づけば世界有数の大国になっていた。そんな我々国には幹部様が十人、総統様が一人の計十一人の権力者がいる……
「で、その国の総統が俺ってことだが…」
「…はぁ?」
唐突にでかい国の名前出されたかと思ったら俺が総統…??
紹介が送れたけれども俺はA。これでも一応乙女だ。そして俺の前でふざけたことを言ってるコイツはグルッペン。旧友で今たまたま再開した。
「っつーかだとしたら何で総統サマがここにいらっしゃるん?」
「…トン…幹部から逃げてきた」
「はぁ!?」
俺の疑いの目が強くなったところで俺たちが居座っているカフェに誰かが入ってきた。
「総統だとして何故幹部から逃げることに?」
気にせず俺が話続けようとすると
「グルッペンさぁん??」
と上から怒気に満ちた声が聞こえてきた。
「ぅげ!トン氏…」
「なぁにがぅげ!っじゃい!!」
どうやら二人は知り合いらしい。俺は一瞬グルッペンの味方につこうか悩んだが、話を聞くにはグルッペンが書類をやってないだとか、仕事をすっとぼかしただとか俺が援護するに絶えない話が多そうだった。ついさっき俺たちの机に届いたクリームソーダを飲んでいると、
「というか!あんたは誰なん?!」
と俺への反応が遅れながらも聞こえてきた。
「…ぁ-俺は、コイツの…なんや、悪友みたいなもんやな」
「俺がスラムにいる頃からの知り合いだ」
なに?知り合いってなんか急に距離おくやん。そう思いながらも二人の会話を引き続き清聴しようとすると、
「!そうや!Aお前、俺らの護衛にならないか?!」
と発作を起こしたような声で友に叫ばれた。
「…いや…」
「「そうはならんやろがい…」」
俺と幹部さんの声がハモった。
恐らくコイツも苦労しとるんやろうなぁ、なんて他人事みたいに考えていた。
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星川みのる(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!性癖が一緒ですね()美味しいと言って頂け光栄です…。これからも更新頑張ります! (3月21日 10時) (
レス) id: 15a824d39f (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 男の子みたいな女の子大好きです…！！わくわくしながらこの物語を拝見させて頂きました！！護衛っていうポジション神すぎるし、一人称「俺」の女子にもモテる格好いい系女の子はまじで美味しすぎて…！！（（更新楽しみに待たせていただきます！！ (3月20日 22時) (レス) @page6 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：星川みのる | 作成日時：2024年2月24日 12時
