▽ ページ24
なぁ、A。お前は今、天国から見てどんな気持ちだ？
俺達、きちんと脱獄に向かっていってるのかな。
ちょっと不安だけどさ、Aの為にも俺ら、頑張ってやってみるよ。
だからさ、Aも俺達の事、ずっと見ていてくれよな。
心の中でそんな事を呟いてから、俺は部屋を出た。
8｢久し振りに旧友と会えて...ありがとうございます！｣
9｢あれ、看守声似てますね...｣
ﾄﾗ｢...気のせいじゃないか？｣
9｢気のせいかなぁ...｣
8｢ちょっと、ぺいんとって言ってみて下さい｣
ﾄﾗ｢なんだ8番｣
8｢ぺいんと！って呼んでみて下さい｣
メタいことは俺も分かってる。だけどさ、聴きたくなるじゃん？
ﾄﾗ｢ぺいんと(低い声)｣
8｢...なんかちょっと低めだなぁ？｣
6｢なんかちょっとなぁ...｣
そんなメタいこともしつつ、俺は牢に戻ってきた。
ﾄﾗ｢じゃあ今からなぁ、あのバカ1人を迎えに行ってくるから｣
そう言って看守は俺の牢のドアに鍵を掛けて行った。
ﾄﾗ｢6番、出てこい。反省したか？｣
6｢反省しました｣
死神も牢に帰ってきてから、看守は俺達に告げた。
ﾄﾗ｢今から刑務作業を行ってもらう｣
死神が風呂掃除、俺が畜産に就いて仕事をする。
ﾄﾗ｢働けよ、ボンクラ｣
6｢はぁーい！｣
ﾄﾗ｢あと、実はな。お前達が処刑された後なんだが、大規模なリフォームがあるということで、8番は全て収穫してくれ｣
8｢あ、はい！｣
あれ以来動物に名前を付けるのは止めたので、動物に愛着が湧かなくなった分、収穫しやすくなった...と思う。
ﾄﾗ｢しっかり働けよ〜｣
6｢ねぇ、折角風呂場に来たんだけどさ、これ以上は鉄ピッケルが無いと進めなさそうなんだよね...
医務室に繋がってるんだけど、柵が邪魔でチェストが開けられないんだよね｣
そうだったのか！っていうか。
8｢柵越しに開ければいいじゃん｣
6｢でも、警報鳴っちゃいますよ？｣
8｢風呂場戻ってきて、分からないフリすればいいだろ｣
何とか死神を説得させ、医務室のチェストを開けて鉄を取らせた。警報が鳴る。死神は戻ってこれたようだし、大丈夫だろ。
この時俺らは、もう少し考えていれば良かったんだ...
ｰｰｰｰｰｰ
RAINBOW様、あいすらて。様、リクエストありがとうございました！
この回は見ていてとても面白かったので、文字起こしして小説にするのも楽しかったです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 135人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
暇人( 。∀ ﾟ)バカ - 最高でした！今まで見た中でとても気に入った小説です！最後ものすごく気になりましたw (2019年2月15日 22時) (
レス) id: 6fc569b07b (このIDを非表示/違反報告)
白 - はちみつりんごぱんさん» season0.5出ましたよー！ (2019年2月9日 19時) (レス) id: 960a2594be (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - ダメだwww本当にクロノアさんの「おはようございまーす！」→斬られるのシーン好きすぎるw (2019年2月2日 1時) (レス) id: 04d36db411 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - これにて、season1は完結となります！次回作にご期待ください！ (2019年1月31日 19時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 霧雪@誤字王女@しましま語さん» コメントありがとうございます！実は、ここだけの話今日もとあるお話を追加しようと思ってます！それで霧雪@誤字王女@しましま語様の予想が合っているのか、判断していただければと思います！ (2019年1月31日 6時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2019年1月7日 22時
