クロノアさん懲罰房行き? ページ5
トラゾー「脱獄しようととか考えてない?」
8「か、考えてませんよ」
看守に問い詰められた3人は、慌てて言い訳を並べていたが、そんなのすぐに嘘だと分かってしまいそうだったので、私も少し言うことにした。
7「そうですよ。私達はもう残りの30日間、普通に過ごそうって決めたんです」
トラゾー「そ、そうか...まぁ、もし脱獄とかしようとするなら、ここの番犬に喉元喰いちぎられるからな」
遠くで犬の鳴き声が聞こえる。犬は苦手だ。私が捕まったのも警察犬が見つけたからだ。あの時は驚いた。
トラゾー「ほら、早く入れー」
もう就寝の時間で、私達は自分の部屋に戻った。
トラゾー「明日からは刑務作業を行ってもらう。変な真似はするなよ」
看守が行ったことを確認すると、次々に下水に入っていく音がした。
6「っていうか、アイツが懲罰房にトラゾー「言い忘れてたけど、」入れば...」
見事に6番さんの声と看守の声が被った。
トラゾー「え、今『アイツが懲罰房に入れ』って言ったか?」
6「いやいやいや、そんな」
絶対言ってたでしょこの人。
トラゾー「また明日、朝食配るからな。用件はそれだけだ」
また看守が行った後、次はきちんと来ない事を確認してから下水に入った。
8「まず俺達パンをさ、全部食べ切ったことにして...どっか入れる所ないかな?」
それなら、いい所を知っている。
7「私に下さい。私なら、隠して持ってられます」
8「え?何でですか?」
7「看守は、快楽殺人者である私を怖がっていました。あれなら、出来るだけ怪しまれずに済むかもしれません」
8「快楽、殺人者?」
9「それって、つまり.....」
6「人殺しってことですか?」
7「まぁ、そうなりますね」
人は数え切れないほど殺った。その度に、周りから人殺しだの悪魔だの言われ、家も転々としていた。
でも、止められなかった。私の中の何かが暴れ出して、どうしても止められなかった。
9「あっ、こっから来たのね。俺下行ってたわ」
8「そう、上から来れるんですよ」
9「後、下ルート1個開通した」
6「ん?開通したって何ですか?」
私は9番さんが開通したと見られる場所を発見した。
7「あれ、これって...」
8「クロノアさん、これ壊していいのとダメなのありますからね?」
そう。8番さんの言う通り、私達には素手で壊せる物とそうでない物がある。今回9番さんが壊したのは石炭の塊。つまり
7「これはダメかも..」
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10081208 - うぽつ1コメ (2022年2月6日 12時) (レス) @page24 id: 874200697d (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 船引洋一さん» 10秒で牢屋戻るヤツですね笑分かりました!リクエストありがとうございます! (2019年1月6日 11時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
船引洋一(プロフ) - 楽しく小説を読ませてもらってます!クロノアさんの10秒待ってやる、のシーンが見たいです!もう入る予定かもしれませんが。これからも楽しみにしてます! (2019年1月6日 11時) (レス) id: 3400d2bc12 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - あいすらて。さん» トラゾーとの再会シーンは私も入れようと思っていたので、確実に入ると思います!死神君のセリフも入れられるようなお話にしてみますね!リクエストありがとうございます! (2019年1月5日 15時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
あいすらて。(プロフ) - うぽつです!いつもにやにやしながら(!?)見ています!!リクエストなのですがトラゾーとの再会シーンを入れて欲しいです!特に、死神君が「この猫最初もミスってるんですよね」と言っていたあたりを入れて欲しいです!出来たらでいいのでよろしくお願いします! (2019年1月5日 15時) (レス) id: 93c0741efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はちみつりんごぱん | 作成日時:2018年12月24日 20時