▼ ページ22
8｢ホントに裏のAヤバいな...あんな奴と一緒に脱獄したくねぇ...クロノアさんもそう思いません？｣
9｢いや確かに、さっきの態度にはビックリしたけどね？何か理由があるんじゃない？自ら悪い方向に行く人ってそんないないと思うし…｣
8｢どうして貴方はそんなに優しいんですかぁ...｣
ぺいんとが涙目になっていたので、お湯を顔面に掛けてやった。ちょっと痛かったみたいで、ぺいんとは湯船の中に消えた。
ﾄﾗ｢よし、風呂にも入ったことだし、皆には戻ってもらうから。また言い合いするなよ？｣
8｢...分かりました。気を付けます｣
良かった、ぺいんとの気持ちも収まったようで。
6｢暇だよー！暇でぇーす！｣
ﾄﾗ｢黙っとけ懲罰房｣
6｢え、懲罰房って名前なの!?｣
ぼんくらの次は懲罰房か.....よく名前変わるな。
ﾄﾗ｢ホント、ポンコツ懲ぶつ...｣
6｢懲ぶつ？へいへいへいへい笑｣
ﾄﾗ｢日数減らそっかなー？｣
6｢ちなみに、僕ってあと何日なんですか？｣
ﾄﾗ｢あと20日だ。一応全員のも言っとくぞ。9番、27日。8番、24日。7番、27日。懲罰房、20日｣
6｢何でプークス団は階段を踏んでるんだ.....｣
ﾄﾗ｢で、今日の夜、巡回中に日数減らすから。まぁ今日は夜長いかもだから...頑張ってもらって｣
8｢な、何を頑張るんですか僕達は！笑｣
ﾄﾗ｢お前達は、下水道で寝過ぎだ｣
8｢でも、死神君はこの前夢見ないって自分で宣言してたんで！｣
6｢そうですそうです。これで夢見てたらもう...10日間ぐらい減らしてもらっていいんで｣
いや、10日は流石に多いと思うけどな？
ﾄﾗ｢じゃあ、今日の夜は10分間だ。たっぷり寝てくれ｣
看守がいなくなったことを確認して、俺達は早速ふざけ始めた。
8｢バッカ看守！バッカ看守！｣
9｢うぇーい水の中入っちゃうもんねぇー！泳いじゃうもんねぇー！｣
すると、今まで喋らなかったAが口を開いた。
7｢私、何かしなかったかな？｣
その瞬間今までの空気が一変し、冷たいものに変わった。
8｢何かしたって...本当に何も覚えてないのかよ？｣
6｢どういう事？ぺいんとさん｣
8｢Aは...っていうか、Aの裏は俺らの事を馬鹿にする奴なんだよ！｣
それを聞いたAは顔を歪めた。そうか、自分は何も覚えてないから、そんな事したって分からないんだな。俺はAを安心させる様に言い聞かせた。
9｢Aが気絶している間、君の中ではもう一人の君が乗っ取っているんだ｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 146人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
10081208 - うぽつ1コメ (2022年2月6日 12時) (
レス) @page24 id: 874200697d (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 船引洋一さん» 10秒で牢屋戻るヤツですね笑分かりました！リクエストありがとうございます！ (2019年1月6日 11時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
船引洋一(プロフ) - 楽しく小説を読ませてもらってます！クロノアさんの10秒待ってやる、のシーンが見たいです！もう入る予定かもしれませんが。これからも楽しみにしてます！ (2019年1月6日 11時) (レス) id: 3400d2bc12 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - あいすらて。さん» トラゾーとの再会シーンは私も入れようと思っていたので、確実に入ると思います！死神君のセリフも入れられるようなお話にしてみますね！リクエストありがとうございます！ (2019年1月5日 15時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
あいすらて。(プロフ) - うぽつです！いつもにやにやしながら(！？)見ています！！リクエストなのですがトラゾーとの再会シーンを入れて欲しいです！特に、死神君が｢この猫最初もミスってるんですよね｣と言っていたあたりを入れて欲しいです！出来たらでいいのでよろしくお願いします！ (2019年1月5日 15時) (レス) id: 93c0741efb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2018年12月24日 20時
