消えたはずのパンプキンパイ ページ18
Aside
私は、手紙を燃やされた死神君と一緒に、人参の調理方法について考えていた。
7｢人参のグラッセとかも考えたんだけど、砂糖無いしなぁ…｣
8｢適当にやればいいんじゃね？正直、看守あんま見てねぇよ｣
6｢んふふ、だんだん舐めてきてるね？｣
8｢舐めてきてる｣
その内看守の目の前で舐めた態度とっても知らないぞ？
ﾄﾗ｢6番、8番になんか大層気持ち悪い手紙を送ったそうじゃないか｣
6｢はい、そうですね...送りましたけど.....｣
あ、自覚はしてるのね。
ﾄﾗ｢なんだ？そういう気があるのか、アイツに｣
6｢いや、そういう感じでは無かったんですけど...｣
ﾄﾗ｢あのー、大分嫌がってたけど｣
7｢一体どんな内容だったんですか？｣
ﾄﾗ｢いや、俺も見てないから何とも言えないが。相当気持ち悪かったらしいぞ｣
7｢うわ、死神君ってそういう人だったの...？｣
6｢Aさん、断じて違うからね!?｣
いや、この流れだとそういう事でしょ…(どういう事？)
7｢取り敢えず材料は無くなりましたけど…｣
ﾄﾗ｢それじゃあ今日の仕事はこれで終わりだな。はい、お疲れ。このままお前らは戻るか｣
6､7｢はい｣
そして牢に戻るまでの道中。私の前を歩いていた死神君が、壁にあった松明を1本取った。看守の目は誤魔化せなかったようで、すぐに問い詰められる。
ﾄﾗ｢6番、壊していいとは言ってないからな？欲しかったら言えって言ってんだぞ？｣
6｢あ、あぁそうなんですね！｣
死神君、後ろからでも分かる震えをありがとう。
ﾄﾗ｢じゃあ2人(ぺいんと、クロノア)は食堂で待っててくれ。俺は6番と7番を連れてくる｣
一足先に牢にいた私達は、看守を待った。
ﾄﾗ｢7番、出てこい。6番ー...｣
6｢.....いるよ☆｣
旗の後ろに隠れてひょこっと顔だけ出した死神君は、案の定看守に弓矢を向けられた。本当にこの人、やりたい放題だな。
6｢あれ、なんか矢が...｣
結局死神君は看守から矢を打たれ、服に矢が刺さったまま食堂に来た。彼曰く、抜くのは怖いらしい。それでも銀行強盗か。
ﾄﾗ｢今日は、ベイクドポテト2つ。これは前回作ったヤツで、今度は今日作ったヤツになるから｣
結局私も関与していることは変わらないんだけどね。本当に私は材料の切り方とか焼き加減とか教えただけだから。
ﾄﾗ｢じゃあ8分間、じっくり味わえよー｣
看守がいなくなると、また私達は動き始める。
8｢ここ入ってないな...お？何かある！｣
見つけるの早い。
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10081208 - うぽつ1コメ (2022年2月6日 12時) (
レス) @page24 id: 874200697d (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - 船引洋一さん» 10秒で牢屋戻るヤツですね笑分かりました！リクエストありがとうございます！ (2019年1月6日 11時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
船引洋一(プロフ) - 楽しく小説を読ませてもらってます！クロノアさんの10秒待ってやる、のシーンが見たいです！もう入る予定かもしれませんが。これからも楽しみにしてます！ (2019年1月6日 11時) (レス) id: 3400d2bc12 (このIDを非表示/違反報告)
はちみつりんごぱん(プロフ) - あいすらて。さん» トラゾーとの再会シーンは私も入れようと思っていたので、確実に入ると思います！死神君のセリフも入れられるようなお話にしてみますね！リクエストありがとうございます！ (2019年1月5日 15時) (レス) id: 335fded264 (このIDを非表示/違反報告)
あいすらて。(プロフ) - うぽつです！いつもにやにやしながら(！？)見ています！！リクエストなのですがトラゾーとの再会シーンを入れて欲しいです！特に、死神君が｢この猫最初もミスってるんですよね｣と言っていたあたりを入れて欲しいです！出来たらでいいのでよろしくお願いします！ (2019年1月5日 15時) (レス) id: 93c0741efb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はちみつりんごぱん | 作成日時：2018年12月24日 20時
