7th love＊和也side ページ7
＊
めっちゃかわええやん。
率直にそう思った。
加工してない写真に写る子は、派手じゃなくて、下の方で結んだポニーテールがよく似合っていて、カフェでケーキを前に大きく笑顔を浮かべてて、簡潔に言うと俺のタイプやった。
いや、なにわ男子の大橋和也はそんなん思ったりせんよ。今は「Ｋ」としてやってるからええねん。
誰に弁解してるか分からない言い訳をしながら、その子のプロフィールを読んでると、
「Aちゃん言うんや〜！え、趣味ほぼ俺と同じやん。てかめっちゃ距離近ない！？」
一人で喋りながら舞い上がる。どないしよー！？え、なんかメッセージ送ってみよかな〜！
決死の思いで送信した、初めてやから変やったかもしれんメッセージに君は返してくれた。
そこから、久しぶりに素の自分として話す時間が楽しすぎて、その日は向こうが眠ってしまうまでずっと喋った。
そのせいやとは絶対内緒やけど、次の日のめざましで自分でも何言うてるかわからへんくらい噛んでもーて恥ずかしかった。
その日を境に、自分を取り戻すホッとする時間が、Aちゃんと話す時間になった。Aちゃんとは、地元も結構近かったりほんまに思った以上に共通点多くて、何よりやりとりしてて癒されるし楽しかった。
「おい大橋。何携帯見てニヤついてん」
7人での仕事、楽屋に入った途端に言われた。いっつも丈くんは俺の変化に鋭くてなんでもバレる。
「ニヤついてへんよ〜。」
俺は平然として返すも、口角が上がりっぱなしやったらしく、
「ねえーなんか気持ち悪いー。」
りゅちぇにもツッコまれる。
「りゅちぇー？気持ち悪いってなにー？なあなあなあ」
「ぎゃー！大橋くんやめてー！」
絡みに行くと、可愛い見た目からは想像できんような叫び声上げるからおもろい。
なんとなく、その時メンバーには内緒にした。
そのあとの6日間、俺は空き時間はいつもAちゃんに返信するようになった。
最初は俺がありのままの自分で話したいだけやってんけど、Aちゃんのお仕事の話、好きなこと、嫌いなことを聞いていくうちに、どんどん惹かれていった。
『今日の夕飯唐揚げ揚げたんですよー！えらくないですか？褒めてください！』
って、珍しくお願いしてきた時は可愛すぎて、俺のためにも作って欲しいと思ってしまって、結構重症やなと思った。
『今から行ったらダメですか？』
散歩に行くって言った俺に、誘いが届いたのはその日の晩やった。
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えりか(プロフ) - とてもキュンキュンしました。すごく続きぐ気になります。 (2022年11月3日 22時) (
レス) @page16 id: 178f4baa14 (このIDを非表示/違反報告)
リム子(プロフ) - 大橋担なのでとてもワクワクドキドキしながら見ております🤍とても面白いです！更新楽しみにしています！ (2022年9月20日 7時) (レス) @page16 id: 328e1440a5 (このIDを非表示/違反報告)
noppi(プロフ) - 更新頑張ってください！！なにわ男子の小説は初めてみましたｗｗ (2022年6月4日 3時) (レス) @page13 id: b90efc2fe0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - かつみさん» 嬉しいコメントありがとうございます！更新楽しみにしててください〜(*´◒`*) (2022年6月3日 19時) (レス) @page11 id: 68235cee83 (このIDを非表示/違反報告)
かつみ(プロフ) - うわぁめちゃくちゃ楽しいです！続きも楽しみにしてます (2022年6月3日 13時) (レス) @page11 id: 7b9e68d6e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽむ | 作成日時：2022年6月2日 18時
