119話 ページ24
あの後ショッピくんとご飯を食べ、今は二人で登校中。
そりゃ攻略対象であるショッピくんは我々学園に行くよね。でもさ、ほんのちょっと希望を持ってたわけだよ私は。もしかしたら他のとこに行くかもって･･･でもそれは浅はかな夢だったわけだ。
現実を見ろと言いたいわけなのか。へーそうなのか。
･･･夢って儚いね。
てことは私は儚い存在ってこと！？(夢=私理論)
※とにかく"儚い"が言いたいだけ
てか何でこの子は手を繋いでるの？
ほら、ジョギングのおばさまがこっち見てきてるじゃないか。
『･･･ショッピくん』
shp「はい」
『何で手繋いでるの？』
shp「･･･もしかして周りの目気にしてます？」
『え、うん･･･』
shp「大丈夫です。先輩は寝癖ついてても可愛いですよ」
『そうかありがとよ･･･いや寝癖のことは聞いてない！』
寝癖のことはやめてくれ！これはもう治らないんだ！
朝、鏡の前で寝癖と睨めっこした光景が蘇る。
『あ、そうそう。何か私の首に赤いのできてるんだよね』
寝癖の次に気になったのが首の赤い点。
寝る前はなかったから寝てる間にできたのかもしれない。
『虫かな？』
shp「虫よけ対策はしたので大丈夫です」
『え、春なったばかりなのにもう蚊出てきたのか･･･』
shp「虫はいつだって現れますよ。冬でも」
『いや冬は流石に出ないって』
･･･いや、しょっぴくんがここまで言うんだからきっと、私の知らない強くて頑丈な蚊がいるのかもしれない。でもそれって人類滅亡の危機になるくね？
そんなこんなでショッピくんと他愛のない会話をしながら少し歩くと校門に着いた。
shp「･･･ふっ」
『？どうしたの？』
shp「いや･･･これからまた、毎日の様にAさんと会えるんやなと思うと嬉しくてつい･･････あ、気持ち悪いですね、すみません･･･」
『ん？私もショッピくんと一緒にいれて嬉しいよ？』
何てったって、遂にショッピくんとヒロインが接触するところが見れるんだから！
心の中でガッツポーズしているとショッピくんは顔を赤らめながら「Aさん･･･」と小さく呟いていた。なんだその恋する乙女みたいな顔は。君はそんな顔もできたんだな･･･
そして校門を通り過ぎた直後、後ろから私を呼ぶ声が聞こえてきた。
街中で私の名を大声で呼ぶやつは候補として数人挙げられる。
そう、アイツとアイツと･･･
呆れつつ後ろを振り返ろうとした時、背中に重い何かが乗っかった。
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あげどーふ(プロフ) - ミミックさん» ミニ夢主は自分のお気に入りなんですよー！「絶対ここは暖かい目で見てる！」って思って描いたら思ったより可愛くて･･･。応援コメありがとうございます！！更新頑張ります！ (9月3日 10時) (
レス) id: b87549816f (このIDを非表示/違反報告)
あげどーふ(プロフ) - いねむりさん» 一気味やったー！！ありがとうございます！！絵は「こういう雰囲気でしゃべってるよー」っていう感じで描いてるので「絵上手い」って言われるとは思っていなくてですね･･･とにかくめちゃめちゃ嬉しいです！！更新頑張ります！！ (9月3日 10時) (レス) id: b87549816f (このIDを非表示/違反報告)
あげどーふ(プロフ) - あおちゃめさん» 一気味ありがとうございますー！！もうほんと自分の好きな感じの作品なんですが刺さったみたいで嬉しいです！！更新頑張ります！！ (9月3日 10時) (レス) id: b87549816f (このIDを非表示/違反報告)
ミミック(プロフ) - めっっちゃ好みの話でした。120話の挿絵の夢主ちゃんかわええ… これからも応援しております。更新頑張ってください (8月28日 23時) (レス) @page25 id: 552a25aaf1 (このIDを非表示/違反報告)
いねむり - 一気見させていただきました！途中途中に描写もあったりして絵うまぁってなっていました！更新頑張ってください！ (8月24日 14時) (レス) @page25 id: 64b21c98aa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あげどーふ | 作成日時：2023年1月7日 11時
