【wrwrd!】え...?サポートキャラ?絶対面白いやつじゃん!3

96話 ページ1

＿＿暖かい春の風。







＿＿満開に咲く桃色な桜。







＿＿体育館から聞こえる長々とした校長の話。













そう、それは輝かしい入学式。














生憎私はそこまで出来た女ではない。
だから私は体育館の外にある桜の木の下でゲーム中。
私のクズ度を見誤っちゃダメだぞ。
入学式？新入生？知らんがな。私にゃ関係ない！←

人間にはクズがあってこそさ。
あ、ここエコーかけt(((

いやそんなことより私は今、命に関わる重要任務に取り掛かるのだ。



『ふふふ･･･今までの年月をかけ、貯まりに貯めたこの石！今この瞬間に私の全てをかける！こいっ！超激レア！』







・







『な、なん･･･だと･･･！？』



一度も出なかった･･･
これが世に言う"爆死"･･･か･･･





「あちゃー出んかったな」





だ れ だ こ い つ。



『･･･いつから？』

「今までの年月をかけ＿＿ってとこからやな」

『最初っからかよ！』



グルメガネに高身長。こんな人この学校にいたっけ？
でも見た感じ制服はこの学校の物。
そしてまだシワがなくて綺麗だから新入生だと思う。



『えーっと、君新入生だよね？入学式は？』

「サボってきました！」

『こら、サボっちゃいかんよ』

「先輩もサボってますやん」

『先輩は不審者が居ないか見回りだ』

「それで周囲を回るのではなく、ガチャを回したんですね」

『誰が上手いこと言えと』



見回りを嘘とわかってるのか、楽しそうに笑ってくるグルメガネ。
こいつ確信犯だろ！

97話→

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