85話 合流 ページ43
『ここは･･･』
目を開けるとそこは見覚えのある教室だった。
生徒会長さんが異次元って言ってたから要はもう一つの学園ってことか。
そういえば痛覚がないって言ってたな。
試しに頬をつねってみたら触感はあったが痛覚が無かった。
ま、誰しもが死を実感したくないしこれは素直にありがたい。
少し教室を見渡していると人影。するとその人影はモゾっと動き出す。
あれ？しにーだ。
si「･･･？Aさん？」
『おはよ。何かランダム転移らしいけど私達同じところに転移されたみたいだね』
si「そうみたいですね。でも一人じゃなくてよかったです！ましてやAさんで心強いですね！」
『女子が心強いってどうなんだよ』
si「かっこいいじゃないですか！それに僕からしたら凄く心強いんです！ほら実際僕、戦えませんので」
へへ、と笑うしにー。
本当にキミはそれでいいのか･･･
si「とりあえずどうします？僕はここで隠れるのも良い気がしますが」
『んー･･･確かにここは隠れるのに良さそうだけど、鬼(生徒会)が入ってきた時逃げ場がないかな」
si「なるほど！」
『だから危険だけど移動す･･････待って』
si「？どうしました？」
『向こうに誰か居る』
si「え！」
入口の扉の向こうから一瞬だけ一つ気配がした。
驚いてるしにーを私の後ろに隠すように立つ。
ガチャ
でも入ってきたのはきょーさんだった。
si「きょーさん！」
kyo「あ？しにがみさんとAやん。お二人さん一緒やったんやな」
si「きょーさんこそ脅かさないでくださいよー！」
kyo「あーすまんすまん。俺隣の教室に転移されたんやけど、隣から物音がしたからな」
その物音が鬼だとは考えなかったのか。
凄い勇敢というか･･･幸運というか･･･
『そっか。なら私達これから広いところを探しに行くからきょーさんも行こ』
kyo「お、りょーかい」
86話 行動(cn side)→←84話 実況席(no side)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 351人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「実況者」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あげどーふ(プロフ) - れんれんさん» こちらこそいつも読んでいただいきありがとうございます！更新頑張ります！！ (2022年10月30日 19時) (
レス) id: 3eb00a5d1e (このIDを非表示/違反報告)
れんれん - 更新お疲れ様です！いつも楽しく読ませていただいています！これからも体に気おつけて更新頑張ってください！更新楽しみにしています！(*^ω^*) (2022年10月30日 16時) (レス) @page45 id: 63496a6874 (このIDを非表示/違反報告)
あげどーふ(プロフ) - ランチさん» え！？ほんとだ！もしかして全部saidにってますね･･･直しときます！ありがとうございます！ｺｿ (2022年4月10日 6時) (レス) id: b26c3c607a (このIDを非表示/違反報告)
ランチ(プロフ) - 70話のところ、夢主ちゃんsideじゃないですか?あとサイドは「side」ですよ!ｺｿｯ (2022年4月9日 21時) (レス) @page28 id: 4fc44c1cca (このIDを非表示/違反報告)
あげどーふ(プロフ) - もずくとこん。さん» 書いときながら自分もそう思いますwこれは惚れてしまう。 (2022年2月6日 17時) (レス) id: e2099c859b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あげどーふ | 作成日時：2021年12月31日 21時
