絶対エース × 紅一点 = カレカノ。*4* (ページ17)

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『逆に、俺が先に家に帰ってAがいない方が心配になるし。

"Aが先に帰ってるはずなのに…"って。』

「…うん。」

『だから、今度からは絶対メールして?

メンバーでも、友達でも。約束。』

私の目の前に出された涼介の綺麗な小指。

私は、自分の小指を絡めた。

「…ごめん、なさい。」

『うん。今度からしてくれるならいいよ。』

「絶対メールするね?」

『うん。』

「…涼介、撮影は?」

『あ、もう終わった。さっきので最後だったから。』

「あ、そうだったんだ…」

『撮影終わって、何となくカフェ見たら光くんと楽しそうに談笑してるんだもん。

…ちょっと、嫉妬した。』

「…え、」

そう言うと、ぷいっと顔を背けた涼介。

今…"嫉妬した"って言った!?

JUMPの高飛車が!?←

『…何。』

「JUMPの高飛車が…そんなこと言うとは思ってなくて…」

『はは、高飛車って…笑

彼女の前では、ちょっとくらいデレてもいいんじゃない?』

「…私の前限定だよ?」

『もちろん。』

じゃあそろそろ帰ろうか、と言って自然に差し出された手。

「…いっぱい、私だけの特権があるね。」

『ふふ、まぁね。俺の隣を歩くのも、特権でしょ?』

「もちろん。」

『…俺の特権、他の人に譲んなよ?』

「…当たり前だよ、涼介も譲っちゃ嫌だからね。」

『当たり前じゃん。』

確かに、貴方の料理を食べることができたり

一緒に寝ることだってできる。

でもね?

2人で笑いながら帰れるこの瞬間が、

私にとっての1番の特権なんだよ、涼介。

「…大好きだよ、涼介。」

『え、何!?今何て言った!?』

「ん?なーんも。笑」

『いや、絶対言った!!"だ"から始まって"き"で終わる言葉!!』

「大貴?笑」

『ちっがーう!』

こうやって冗談言い合えるのも特権…なのかな?笑

* * * * * *

「光くんと出かけているのをみた涼介くんが嫉妬」

でした!