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「元カノって…」





【そのまんまの意味よ?まぁ…元って言っても…





私、涼介と別れたつもりなんてないけどね?】





『お前っ…嘘ばっか言ってんじゃねーよ!!





A、違うんだこれは…』





「…嘘つき。」





今までの幸せは何だったの?





…涼介の、嘘つき…。





みるみるうちに涙が頬を伝い、





携帯だけを持って家を飛び出した。





『おい!!』





…涼介の慌てた声を、背中に聞きながら。





「はぁ…はぁ…」





どこまで走ったかわからない。





とりあえず、たくさん走ったらその分





涼介とあの人を忘れられるような気がして…





とりあえず、走った。





?「…あれ、A?」





?「本当だ!!」





「…え?…あ、侑李…光くん…」





光「どうしたの?こんなところで…」





侑李「涼介と追いかけっこでもしてるの?」





"涼介"





今は、その言葉を聞いただけで





心がギュッと締め付けられて…





「っ…うぅ〜…」





侑李「え、どうしたの!?」





光「ちょ、まずどっか入ろ。ね?」





簡単に、涙が出てきちゃうんだ。





* * * * * * * *

今回は、たくさんの方のリクエストを

混合させるつもりなので

長くなりますが

お付き合いください!!

3→←◇王子×姫×元カノ…?



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作者名:◆萩森奈々未◆ | 作成日時:2016年3月27日 17時

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