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幸村精市の一番に私はなれない ページ8

「ねえ。A。」
「うん?」
病室のベッドから半分身を起こした精市が、花瓶の花を綺麗にしている私を呼んだ。
「俺ね。病気になって、分かったんだ。」
「なにが?」

精市のことが好きだった。
彼女になれなくても、彼の一番じゃなくても、好きだった。
それなのに、私は彼と恋人になれてしまった。
だから、多分、幸せ過ぎてバチが当たったんだと思う。
2年の冬。彼が倒れた。
王者立海の部長が。幸村精市が。
いくら泣いても元気な彼は返ってこなくて。

「俺ね、やっぱり、1番は君じゃないんだ。」
「……………うん。」
「病気になって、1番最初に思ったのはテニスのことだったんだ。」
「うん」
「Aはそうは、言わないかも知れないけど、俺は、俺からテニスを取ったら、何も残らないって思ってる。」
「………」
「君は、何を取ってみても優れてる人だから、俺には釣り合わないんじゃないかって思う。しかもそんな素晴らしい人を相手に、1番じゃないとかいうんだもん。……ごめんね。」
精市が何を言いたいのか分からない。別れ話?
「それでもね、俺、君を離したくないんだ。」
「せ…い…いち…?」
「俺の1番はテニスだし、君とは釣り合わないし、でも。でも、ずっと一緒にいてほしい。」
「………何?プロポーズ?」
「ふふふ。そうかも。」

きっと依存してる。お互いに。君の1番が、私じゃなくても。
「ずっと一緒にいようね。」
そう言った私の口元には笑みが浮かんでいる。

ーーーー
すみません。今回は、本当にテキトー。
明日、テストなので。
幸村くん、幸村ファンの方、ほんっとうにごめんなさい。

馬鹿な作者の解説→←仁王雅治と平行線



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設定タグ:テニプリ , 短編集 , テニスの王子様   
作品ジャンル:アニメ
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あぷりこっと☆(プロフ) - ありがとうございます!続編の方も更新頑張りますね…! (2019年10月24日 18時) (レス) id: 280df3197c (このIDを非表示/違反報告)
megumi(プロフ) - こんにちは!文章がとても上手くて、流れも良くて、楽しいお話でした(^^)ありがとうございます! (2019年10月21日 17時) (レス) id: 9eccfaa3b5 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと☆ - かえでさん» お久しぶりです!続編を遂に出すことができて本当に嬉しいです。はじめてコメント、リクエストをしてくださったかえでさんのお陰でここまで来れました。本当に感謝しています!これからも未熟なあぷりこっと☆をよろしくお願いします…! (2019年9月13日 21時) (レス) id: 280df3197c (このIDを非表示/違反報告)
かえで - あぷりこっと☆さん» お久しぶりです!続編出るんですね!待ってました!これからも頑張ってください!! (2019年9月12日 17時) (レス) id: ac6f89e4bc (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと☆ - みかんですねんさん» 駄作ですみません汗 更新は遅いですがこれからもゆっくり頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年9月12日 17時) (レス) id: 280df3197c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あぷりこっと☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/apricotstar/  
作成日時:2019年5月23日 1時

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