鳳長太郎が宍戸と仲が良すぎる件(1/2)(★) ページ31
A今、なんの授業?
A私はねー、国語ー!
Aちょたは真面目だねー
A授業中に見ないんだね、LIN◯。
A仕方ないから、Aちゃんも真面目に授業受けるかぁ。
A休み時間は返信してよ!
「おい、A!Aってば。」
「え?何?がっくん。」
名前を呼ばれて、スマホから顔をあげ、私を呼んだ張本人、隣の席に座るがっくんこと向日岳人の方を向いた。
何度も私の名前を呼んでいたであろうがっくんは、顔をしかめながら教えてくれた。
「お前、もうそろそろ当たるぞ。」
「え?」
「今、席順に当てられてっから。お前はこの問題だな。」
「ああ、これ……。…え、えーっとぉ、向日サン。」
「あ?」
「答えもついでに教えてくれないかな?あ、あはは。」
「はぁ!?またかよ。これはな…反語。反語だ。」
「ハンゴ?」
「とりあえず、ハンゴって言っときゃいいんだから。」
「Aー。次。15番の答えは?」
「え、え、えっと、ハ…ハンゴ?」
「合ってるんだから、もっと自信を持て。」
「あ、ハイ。あははははー」
またがっくんに貸しを作ってしまった…。
「ありがと、がっくん。」
「別にいいけど、お前、また鳳に送ってたんだろー?」
「うん!」
「そんなに送ってて怒られないのかよ。」
「がっくんだって、毎日、友達と100件くらいメールしてんじゃん。」
「俺は、ひとりの人からじゃないだろ!お前は鳳オンリーじゃん!」
ちょたこと鳳長太郎は私の彼氏である。
が、少々、嫌な面というかー直して欲しいと常々思っていることがある。
それはー
Aちょたー、一緒に今日、帰れる?
鳳長太郎あ、すいません。今日も宍戸さんと自主練をすることにしていて…
これだ。
宍戸亮の存在。
「あーーー!!もう!!おのれ…宍戸亮…」
なぜか中等部に進級してから、どうもちょたが亮に懐いている。
「何?お前、また宍戸優先されたのかよ。」
「そうなの!なんでよ!?彼女を優先しろ!このアホ鳳ーーー!」
「まあ、いいじゃん。だってお前、テニスしてる鳳、好きなんだろ?」
「いやね!好きだよ!?好きだけどね!?邪魔したくないけどね!?テニスしない時までついてくじゃん!?亮に!!おかしいでしょ!?私、嫌われてるの!?」
「そんなことはない…と思うけど。」
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あぷりこっと☆(プロフ) - ありがとうございます!続編の方も更新頑張りますね…! (2019年10月24日 18時) (レス) id: 280df3197c (このIDを非表示/違反報告)
megumi(プロフ) - こんにちは!文章がとても上手くて、流れも良くて、楽しいお話でした(^^)ありがとうございます! (2019年10月21日 17時) (レス) id: 9eccfaa3b5 (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと☆ - かえでさん» お久しぶりです!続編を遂に出すことができて本当に嬉しいです。はじめてコメント、リクエストをしてくださったかえでさんのお陰でここまで来れました。本当に感謝しています!これからも未熟なあぷりこっと☆をよろしくお願いします…! (2019年9月13日 21時) (レス) id: 280df3197c (このIDを非表示/違反報告)
かえで - あぷりこっと☆さん» お久しぶりです!続編出るんですね!待ってました!これからも頑張ってください!! (2019年9月12日 17時) (レス) id: ac6f89e4bc (このIDを非表示/違反報告)
あぷりこっと☆ - みかんですねんさん» 駄作ですみません汗 更新は遅いですがこれからもゆっくり頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年9月12日 17時) (レス) id: 280df3197c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぷりこっと☆ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/apricotstar/
作成日時:2019年5月23日 1時