【短編集】君に永遠の愛を囁く

遠山金太郎の計算 ページ25

A白石先輩〜〜
ん?
Aバレンタイン、どうしましょう?T^T
え?誰かにあげるん?
A何言ってるんですか!?金ちゃんにあげるに決まってるじゃないですか!
あ、そうなんや…
A金ちゃんに片想いしてること知ってるくせに…。で、本題なんですけど、金ちゃんってたこ焼きが好きやないですか。
うん!
Aえ?
「え?」ってなにー?どないしたん?
Aあ、いや…なんでもないですけど…
ふーん…。で、何?たこ焼きあげるか、チョコあがるか迷うてるん?
Aそうなんです…
うーん…チョコの方がええなあ。
Aあ、そう思います?良かったー。
何で?
Aいや、チョコ、もう作ったんです
A作り終わった後に、あれ、金ちゃんって、チョコ食べるん…?ってなったんですわ…
あー、なるほど…
Aあ、それで、頼みたいことが…
何?
A味見…してもろてもええですか?
ダメに決まっとるやろ!
Aえ!?あ、すみません…?
チョコ誰にあげるつもりなんや!たとえ、試作品でも他の奴にあげたらあかん!
A…そうですね…
白石なんかにあげたら、わいが許さへん!
Aえ?
Aえ!あんた誰!?白石先輩ちゃうやん!
?わい、遠山金太郎いいますねん!よろしゅう!
Aえ!?え!?!?!?
遠山金太郎チョコ、楽しみにしとくわー!
Aえ、なんで!?白石先輩に送っとったつもりやったのに…

財前光のデレ→←白石蔵ノ介に渡せなかったラブレター (★)

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