恋人はママちゃん２【白】 (ページ5)

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再会と告白【TATSUYA side】ページ5

皆での話し合いの結果、俺と照が事務所に張り込み。

佐久間と舘さんと翔太が近隣のアニメ関係のお店を回り、司令塔の阿部ちゃんがマンションで待機しつつ連絡係になった。

ちなみにめめと康二は一日中撮影があり不参加、ラウールが別に仕事が入っている為捜索には遅れて合流する事になっている。

「何で今日仕事入ってるんだろう…」

落ち込むラウールの背中を佐久間が元気良く叩く。

「ラウールが終わり次第迎えに行くから、捜す為にも真剣に仕事してこい！」

やる気無く仕事すんのはママちゃんも喜ばないぞ！と付け足す所がホント佐久間らしいよね。

「うん！」

やる気を出したラウールやめめと康二が仕事に出掛け、俺達もそれぞれ散開する。

正直、ママちゃんの契約がどうなってるか分からないから事務所に挨拶に来るかは確率低そうだけど、それでも俺達は可能性を信じて事務所の一角で張り込む事にした。

定期的に佐久間や阿部ちゃんから確認メールが来るけど残念な返事しか出来ない。

「契約に関係してる人捜す？」

「いや、理由が分からない以上下手に話を広げない方がいいだろ」

俺の提案は照にサクッと却下された。

ただ待つしか無いってのも心配が増すし結構辛いよね。

時間だけが過ぎて行き、目を離すのは良くないからと照と交代で昼食を取り、また２人で入口を見張っていたら佐久間から連絡が来た。

『ママちゃん、見つけたよ！』