恋人はママちゃん２【白】 (ページ39)

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その後、自分のTシャツに着替えようとしたらそのままがいいと言われたけど、せっかくだしお揃いで着たいと言ったらラウールも納得してくれて着替える事になった。

自室よりは近いキッチンで素早く自分のTシャツに着替えて。

ラウールはリビングで着替える事になったから、その間にキッチンでコーヒーを淹れる事にした。

「もういいよ」

「は〜い」

淹れたコーヒーを手にリビングに戻れば当然だけど同じ格好のラウールがソファに座って待っていた。

短パンから伸びるスラリとした長い足がもう…神様ありがとうな感じです。

はっ!!思わずいけない世界に行きそうだった意識を引き戻しコーヒーを置いてソファに座ろうとしたんだけど。

ラウールが笑顔で自分の膝をポンポンと叩いていた。

これは…アレですかね？

「おいで？」

うん、膝に座れって事ですよね。

短パンだから素肌同士が触れそうで滅茶苦茶緊張するんですが。

期待に満ちた目で見られたら逆らえない…勇気を出すか。

「失礼しま〜す」

顔が見たいから横向きにそっと座ったら直ぐにラウールの長い腕が腰に回ってきた。

そしてそのまま顔を寄せて来て髪にキスされた。

「Aいい匂い」

「いつものシャンプーだよ？」

「うん、でもいい匂い」

そう言いながらラウールは顔を耳元に移動させる。

「そろそろ違うピアス出来そうだね」

じっとピアスを見つめて少しだけ指先で触る。

もう痛みも無いから大丈夫だと思うけど、ファーストピアスの次にするピアスはラウールとお揃いにしたくてそのままにしていた。

「丁度いいからピアス探そうか？」

「うん」

私が頷けばラウールがスマホを操作してサイトに行ったんだけど…。

「待って、高過ぎるから」

ハイブランドのサイトで思わず手を掴む。

「付き合う記念に俺がプレゼントしたいだけだから」

「こんな高いの怖くて着けれない！」

せめて０一つ減らしてください！

私の懇願にラウールはもう少しお手頃なブランドのサイトを開いた。

それでも私からしたら充分高いんだけどね。

「あからさまなハートとかは嫌だよね」

「いきなりラウールがハート付けてたらびっくりされるよ」

そんな風にお喋りしながら色々見ていたら。

シルバーの雪の結晶の小さめなピアスを見つけた。

真ん中に小さなパールもあしらわれてて可愛い。