恋人はママちゃん２【白】 (ページ31)

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ー【TATSUYA side】ページ31

ラウールの誕生日当日は休み…と言う訳にはいかず、午後からは撮影が入っていた。

彼女が出来て初めての誕生日。

いい思い出を作ってあげたいと思った俺はラウール以外の皆にある提案をした。

それは前日に皆で外泊してラウールとママちゃんを２人きりにしてあげる事だ。

俺の提案に一応皆賛成してくれたんだけど。

照から一つだけ条件が示された。

「ラウールが暴走しないよう注意を促す事」

…何だかんだまだ思春期なラウールに釘を刺せって事だね。

「勿論、それはしっかり指導する」

頷いた俺に照も指導の時には一緒に立ち会ってはくれるみたい、流石パパだね。

「ねぇ、せっかくだしラウール驚かせない？」

何やら思いついた佐久間がニヤリと笑いながら提案してきたのは。

「ママちゃんを着飾らせて出迎えさせるの」

「いいじゃん、俺やってみたかったんだよね」

普段余りイベントにやる気を出さない翔太が乗って来た。

「珍しい、翔太が乗り気だね」

「Aさんて化粧っ気無いからちょっと気になってた」

美容番長の腕が疼くって事かな？

何やかんやで話し合った結果。

俺と照、目黒と康二でラウールの指導？をして、翔太と舘さんと阿部ちゃんと佐久間がママちゃんを着飾る事に決まった。

「決行は26日の仕事終わり次第で」

『おー!!』

こう言う時に息ピッタリなのがSnow Manらしいよね。