恋人はママちゃん２【白】 (ページ30)

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「今月からなら康二が21日でラウールが27日だろ」

「来月の5日が佐久間で、その次は11月まで飛んで…」

どうやら皆の誕生日を聞き出してるみたい。

「康二くんの誕生日過ぎちゃってたんだね、ごめん。お詫びにならないかもだけど明日の夕食康二くんの好きな物作るね！」

「ホンマ？めちゃ嬉しい〜」

嬉しそうな康二くんに微笑み掛けてから、Aは俺を振り返ると口を開いた。

「勿論、27日はラウールの好きな物沢山作るからね」

「やった！」

「え〜ラウールは好きな物沢山なん？」

そこで拗ねないでよ、康二くん。

「彼氏だから特別なんです〜」

俺はめめから離れるとAの肩を抱き寄せた。

Aは俺達のやり取りをニコニコと見守ってる。

よし、これ位のスキンシップはいいみたい。

「さ、そろそろ夕食にしない？」

ふっかさんの言葉に帰ってきてそのままな事を思い出した。

「準備するんで、皆荷物置いて来てね」

Aはそう言うと一瞬だけ俺の手を握ってからキッチンへと向かった。

「甘いな～」

「青春やね」

ちなみにAの行動を見られてたらしくて、部屋に戻るまで佐久間くんと康二くんにからかわれ続けた。