Snow Man小説（sub）【白紫・黒紫・赤青 etc】 (ページ7)

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深澤日【めめふか】ページ7

ある日の楽屋。

珍しく深澤が1人で椅子に座りスマホを弄っていた。

「あれ？ふっかさん1人ですか？」

通りかかった目黒が深澤に声をかける。

「そうなんだよ〜ラウが今日は翔太日みたいでさ」

よく深澤にくっついているラウールだが、時々深澤曰くメンバー日があるらしくその日は気に入ったメンバーにべったりになる。

今日はどうやら渡辺の日らしく、渡辺をからかったり隣を陣取ったりと楽しげにしている。

「寂しそうっすね」

「分かる？子離れ寂しくてさ」

人によれば本当の母親かとツッコんでいる所だが、側にいるのは目黒のみである。

「親の宿命ですよね」

「いや、真面目か」

素の反応に思わず深澤がツッコんだ。

そんな深澤に目黒は少し考えてから口を開く。

「ふっかさん、俺じゃ代わりにならない？」

「はぇ？」

目黒の衝撃的な言葉に深澤は変な声を上げ、それが目黒のツボに入ったらしく爆笑していた。

「ああ、ラウの代わりね。びっくりした、めめが言うと違う意味に聞こえるわ」

まるで振られた好きな女の子に告白するような台詞に聞こえたと言う深澤に笑うのを止めた目黒は聞こえるか聞こえないかの声で呟いた。

「そう言う意味でもいいけど」

「ん？」

聞き取れなかったのか首を傾げる深澤に目黒はフッと笑うと隣に椅子を持ってきて肩を抱いた。

「俺ふっかさん日なんで、ラウールの代わりに可愛がっていいですよ」

「いや、そこ上から目線？」

楽屋の片隅で２人の笑い声が上がったのだった。