Snow Man小説（sub）【白紫・黒紫・赤青 etc】 (ページ22)

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お悩み相談【ラウふか】ページ22

《ラウふか付き合っている世界線》

「なぁ…どうしたらいいと思う？」

脈略なく突然誰にともなく呟く深澤に、近くにいた渡辺が眉を潜め宮舘が首を傾げた。

まだ楽屋に全員は揃っておらず、今居るのは深澤と渡辺と宮舘と阿部だけだった。

「何が？」

「ラウの事」

宮舘の問い掛けに溜息と共に答える深澤に渡辺が冷めた眼差しを向ける。

「どうせ痴話喧嘩したとかくだらねー話だろ、ほっとけ」

それだけ言うと渡辺は場所を移動し、入れ代わるように阿部が側にやってきた。

「ふっかは置いといて、ラウが関係してくるなら一応話は聞かないと」

「お願いだから置いとかないで…」

同期の愛ある弄りに深澤は弱々しいツッコミをする。

「これは結構深刻かな？」

珍しい深澤の様子に流石に宮舘と阿部も気持ちを入れ替える。

「それでどうしたの？喧嘩したとか？」

阿部が優しく問い掛ければ深澤はポツポツと語り出した。

「喧嘩じゃないけど…ほら、俺達が付き合う時に約束しただろ？」

深澤とラウールが付き合う事に対して皆がいくつか条件を出した。

ラウールを悲しませたり傷付けたりしない事やメンバー以外の前でイチャつかない事等々。

「もしかしてふっかの限界が来てるの？承諾無く何かしようとするなら…」

若干の黒さを出しながら笑顔で問う阿部に深澤が慌てて否定する。

「違うから、俺はまだ耐えれるし約束は守るってば！」

約束を破ればラウールの７人の兄達から何されるか分からないと怯える深澤に宮舘が苦笑いをする。

「まあ、次の日の朝日は拝めない可能性はあるよね」

「だから、俺は手は出さないから！問題は…その…」

少し恥ずかしそうに俯きながら深澤が呟く。