Snow Man小説（sub）【白紫・黒紫・赤青 etc】 (ページ12)

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可愛い人【めめふか】ページ12

《めめふか付き合ってる世界線》

目黒はとにかく色んな事に真っ直ぐな男である。

故に人を傷付けない場合は思った事を素直に口にする。

「俺めちゃ可愛いない？」

「うん、可愛い」

ある時はボケる向井に。

「めめ〜」

「お前は可愛いな」

またある時は甘えてくるラウールに。

「時々凄く可愛いっすよね」

リーダーの岩本も目黒から可愛いと言われていたりするのだが。

「な〜んで俺には言ってくれない訳？」

楽屋で２人きりになったタイミングで、深澤は目黒の隣に座るとじっと見つめた。

「何が？」

少し首を傾げながら見つめ返す目黒に深澤は言葉を続ける。

「可愛い、って」

「取材とかで言ってるけど？」

「確かに取材では時々言ってるけどさ、たまには面と向かって聞きたい訳よ」

目黒の腕に自分のを絡めながら尚も見つめてくる深澤に目黒は開いてる方の手で口元を隠すように覆い目を逸らした。

「…ふっかさんが」

「ん？」

「可愛いって言われた時にふにゃって笑うのが可愛すぎて直視出来ないから」

だから余り言わないのだと言う目黒に深澤は目をパチクリとさせた後、嬉しそうにふにゃりと笑った。

「その顔なんですけど」

「めめに言われたら嬉しくてなっちゃうんだよ」

顔を赤くした目黒がそう指摘するが、相当嬉しいのか深澤はふにゃふにゃと笑い続ける。

「…ああ、もう」

目黒は深澤の頭に手をやると引き寄せて唇を奪う。

「!?」

「よし、その顔なら見れる」

突然のキスに目を見開いて真っ赤になる深澤を見てニヤリと笑う目黒であった。