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「ラウール、ステイ」
「はい」
私が言えば素直に机の前に座るからいい子なんだけどね。
「何で舘世の言う事なら聞くんだよ」
そう言いながらも翔太もラウールの対面に座る。
「だって俺、舘世ちゃん好きだもん」
「ありがとう」
小さい頃から懐いてくれてるのも知ってるし、お姉さんとして好きなのも分かっているからサラリと流すけど翔太は明らかにムッとしている。
本当に昔からラウールにからかわれては怒ってるんだからそろそろ慣れようよ。
「翔太」
「何だよ」
「私が好きなのは翔太だから気にしないの」
真っ直ぐに見つめながら言えば直ぐに顔が真っ赤になった。
…可愛い。
「しょっぴー可愛い」
長い手を伸ばし翔太の頭をぐりぐり撫でるラウールに翔太は鬱陶しそうにその手を払う。
「お前に言われても嬉しくねーし」
「じゃあ私が言うのは嬉しいのね？」
「…嬉しい」
素直で可愛い(２回目)
「ね〜そろそろ勉強しようよ〜」
からかうのに飽きたラウールの苦情により、勉強会を始める事になりました。
いや、それが本来の目的なんだけどね。
暫く真面目に勉強していたけど１時間程経った頃には翔太の集中力は切れて机に突っ伏していた。
「ちょっと休憩しようか」
私とラウールもペンを置きコーヒーを口に運ぶ。
「それで、報酬は？」
ちらりとラウールを見ればラウールも私の方を向く。
翔太は私の言いたい事が分からないのかキョトンとした顔をしていた。
可愛い(３回目)
「さくちゃんのおやつ１週間分♪」
相変わらずうちのお母さん大好きっ子だなぁ。
「え？何？」
「お父さんから頼まれた見張りの報酬」
未だに分かってない翔太に説明すれば翔太はラウールを睨み付けていた。
「俺を信用出来ないから舘世を守れって言われたのかよ」
「ううん、しょっぴー守れって」
「は？」
うん、それは流石に私もは？だわ。
「しょっぴーは康ちゃんの子だから絶対流され易いからって」
つまり私が迫ったら断れない事を分かってるから、と。
お父さんの思考回路は時々ぶっ飛ぶのよね…。
でも…。
「私から翔太を守るように頼まれた、つまり翔太から私を守るようには言われてないのよね？」
「そうだね」
私の言葉の意図を読み取りニコニコとしているラウール。
やっぱりこの子頭良い。
ー→←お部屋デート【舘世(17)side】(リクエスト作品)
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氷那(プロフ) - 柑橘さん» 少しでも面白く思ってくださって良かったです！宜しければまた読みに来てくださると嬉しいです(^^) (2022年6月19日 3時) (
レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - すみません！！私の無理なお願いを聞いてもらって！でも、面白かっです！！ありがとうございます！！ (2022年6月18日 6時) (レス) id: 0e4755acad (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - 柑橘さん» 柑橘様、今晩はです。リクエストの誘拐の話をアップさせて頂きました。かなりご期待に添えていない可能性が高いです…私の力量不足です、すみません。 少しでもお気に召す箇所があれば幸いです。 (2022年6月18日 3時) (レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
氷那(プロフ) - 柑橘さん» 柑橘様、今晩はです。 感想ありがとうございます、楽しんで頂けたようで良かったです。 私もふっかさん受け大好きなので素能町物語もサブ置き場の方でも更新して行く予定ですので、宜しければまた読みに来て頂けましたら嬉しいです！ (2022年6月16日 2時) (レス) id: 32e168989e (このIDを非表示/違反報告)
柑橘(プロフ) - 楽しく読めました！！面白かったです！私は、ふっかさん受けが好きなので、ふっかさん受けを更新してくれることを願って、更新待ってます！！ (2022年6月14日 22時) (レス) id: 0e4755acad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷那 | 作成日時：2022年5月14日 4時
