こーじくんの初電車 ページ28
こーじSide
もう、ほんま、僕置いて、ママどこ行ったん!?
蓮「お待たせ。よいしょっ(康二抱き上げる)」
え、ベビーカー乗せられたし、いつもパンツスタイルやのに、今日は、おめかししてるやん!
待って、他の男とデートちゃうよな?
そんなことしたら、パパ悲しむで…
蓮「じゃあ、行こっか!」
外に出ると、なんか寒いなぁ…
蓮「寒いね〜、康二も寒くないかな?」
ママは、ブランケットをかけてくれた。
--------------
(電車にて)
蓮「(来た電車に乗る)…今日、少し電車混んでるな…(ドア付近で立つめめこじ)」
女性「あの、私、次で降りるので、良かったらここどうぞ」
蓮「すみません、ありがとうございます。(お辞儀して譲ってもらった席に座る)」
席に座っても、携帯を見るわけではなく、
ベビーカーを前後に揺らしながら
「泣かないでね〜」って話掛けてくれる。
よっしゃあ、まかせとき!
ママ困らせたくないから泣かへんで!!
て言いたいけど、やっぱりちょっと初めてやし怖いんよね…
ごめん。
康二「ふぇぇ、、」
ちょっと小さく泣いただけやのに、抱き上げてくれた。
せやけど、ママの抱っこは1番落ち着くね〜
蓮「後、3駅ぐらいだから、いい子にしててね〜(康二の背中をトントンする)」
わかったで〜
でも、隣のおじちゃん、ちょっと怖ない?
なぁママ?
めっちゃ、泣くなよ?みたいな顔で見てくるやん、僕のこと。
怖いから、顔埋めとこ。
でもそのおじちゃんは、次の駅で降りて行って
👵「お隣いいかしら?」
蓮「どうぞ。ベビーカー置いてるので狭くてすみません(謝るめめ)」
👵「いえいえ、大丈夫よ」
入れ替わりに優しそうなおばあちゃんが隣に座った。
42人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ