桜桃と氷那のお話BOX (ページ12)

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忙しない朝の風景（あたしのお姉ちゃん）【最新話】ページ12

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朝ご飯を食べて、家族みんなで妹宅に向かう。

蘭海が乗っているベビーカーを押す辰哉と手を繋いで、その前を大介と亮平が歩く。

ピンポーン))

康桜「姉ちゃんやろ？空いてるから入って〜」

蓮「今、お取り込み中だから〜！」

大介がドアを開けると照くんの泣き声が聞こえる。

照「やぁだぁ！！ママといるっ！」

康桜「ごめんなぁ、今日ママ朝からお仕事やねん」

照「…ぱぱっ」

蓮「パパもお仕事なんだ、ごめん」

康桜「じゃあさ、照こーしようや
パパとママが幼稚園まで送ってあげる」

蓮「それだったら、頑張れる？」

照「うん。」

康桜「よし、解決や！あぁ…！！やっばっ！！
私、遅刻するぅ〜！！蓮、はよ行くで！！」

蓮「誰が送るんだよ笑」

康桜「あ、姉ちゃん？今日、掃除も洗濯も食器洗いも何もできてへんから、全部頼むわな
ごめんやで…」

『いいよ。やっておくね』

蓮「翔音、涼太も送ってくよ？大介と亮平も乗っていきな」

大介「え、マジ！？」

亮平「ありがとう」

翔音「ラッキーじゃん！」

涼太「やったぁ！」

辰哉「蓮、俺は？」

蓮「え、電車乗ればすぐなんでしょ？」

辰哉「うん、そうだけど…我が弟よ、ひでぇなー」

蓮「なわけないでしょ、乗りな？」

辰哉「あざぁーす」

康桜「…あ、カメラ忘れた…！」

蓮「なにしにいくの」

大急ぎで階段を登る妹に、少し呆れたようにため息をつく蓮くん。